お月見にはお団子
ちょっとルートしたデート的なやつ
次の場所に行こうと準備いていた俺たちだがそこに見られない扉があった。
「ん?なんだこれ?」
「なんかこの扉・・・・不思議なオーラみたいなのがないね・・・・」
「確かに・・・・こういうのは初めてです・・・・・」
「あー?」
と不思議な扉に考えてると、アッファーリが言う。
「んお?これは「はぐれ扉」じゃねぇかー」
「「「「「はぐれ扉?」」」」」
「はっはっは~!そういやーお前さん達は知らなかったな・・・・この扉はなあの扉と違って、黒幕とか関係なく繋がってんだ!多分お前さんが救ったことで偶然、ここに来てしまったのだろうな・・・・」
「はっ・・・・・はぁ・・・・」
「そうだなー・・・・せっかくだし行ってみたらいいじゃないか?それにこの扉・・・・・どうやらお二人さんも行けるらしいぜ?」
「なっ・・・・なんだと!本当か!商人!」
「はっはっは~!その力が働いてないから大丈夫だろう!ほらぁ!行った行った!」
「そうですね・・・・・しかし・・・・何年ぶりでしょうか・・・・こうして外に出られるのは・・・・私、楽しみで仕方ありません」
「そうだな!外に出られるのは楽しみだ!」
「おいっちょっ!待てよ!」
扉に入るアルジェントとオーロ・・・・それを追いかける俺たち。
その扉は光輝いた。
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「暗いな・・・・・おぉ!」
出た先には、真っ暗な夜に満月の月が空に出ている。
「これは・・・・大きな月です」
「きれーい!」
「本当です・・・・」
「ん?あれなんだ?」
オーロが指した場所は・・・・・『月見祭』?
「祭・・・・でしょうか?」
「行ってみようよ!」
「あーはいはい・・・・慌てんなよ」
俺たちはその『月見祭』へ行くこととなった。
そこには色々な屋台があった。
「うわーすごいです!」
「おぉ!美味しそうなのが一杯だ!!」
「これもまた・・・よいものです」
「うんうん!いいねいいね!」
「色々あるな・・・・・」
するとエルメスが何か提案する
「そうだ!せっかくだし・・・分けて楽しまない?」
「はっ?なぜ?」
「なんかーその方がいいかなーと」
「はぁー?」
「まぁーいいからいいから!」
というわけで・・・・・唐突に分けて楽しむこととなった・・・・・ちなみにグッパで。
(鷹野は強制的に二人組決定)
〈エルメスの場合〉
「うわーきれいだな~・・・鷹野くん!こっちこっち!」
「はいはい・・・・今行く」
俺とエルメスは屋台の団子を買って、月を見ながら食べることとなった。
「はむ・・・・うん!おいしー!」
「ほんとだな・・・・いくらでもいけそうだ・・・」
と団子を食べる・・・・・するとエルメスが何か呟く。
「・・・・・ねぇ鷹野くん」
「ん?」
「私・・・・鷹野くんと一緒にこうしていられるのは・・・・・うれしい・・・・かなって」
「えっどうした急に?」
「いや!別にその・・・・変な意味じゃないから!・・・・ただね・・・・・こんな楽しい思い出が一杯出来て・・・・幸せだなーって・・・・・」
「・・・・・・そうかい」
「うふふ・・・・・可笑しいかな?」
「いや・・・・俺も何だかんだ言って、楽しかったしな・・・・」
「アハハ!・・・・やっぱ鷹野くんらしいや・・・・よーし!団子とかいっぱーい食べるぞ!」
「・・・・・・ほどほどにしとけよ?」
・・・・・なんかエルメスとの絆が深まってきた。
〈エッガーの場合〉
「ほわぁー・・・・・」
色々な屋台を見つめるエッガーだった。
「?どうした」
「あっいえ・・・・その・・・・こういうのは初めてで・・・・」
「そういやエッガーは産まれたばっかだからな・・・・・しょうがないな・・・・エッガーが気になっているものを買ってやるさ」
「えっ!いいんですか?」
「あぁ・・・・・それにこんなイベントを楽しまないで・・・・損じゃないか?」
「ふふっ・・・・そうですね・・・・じゃあ・・・・・あっこれが気になります!」
「へいへい・・・・・」
「もぎゅっもぎゅ・・・・・美味しいです!このおもちは!」
「そうだな・・・・・・流石つきたてだな・・・」
俺たちは満月が見えるところで食べていた。エッガーはあんこ、俺はきな粉餅を食べていた。
「エヘヘ・・・・こんなに楽しいとこに連れてってありがとうございます!鷹野さん!」
「ふっ・・・・あぁ」
・・・・・エッガーとの絆が深まってきた。
〈オーロの場合〉
「早くするのだ!反抗期!」
「はいはい・・・・・・分かっているよ」
俺たちは食べ物を買って、満月が見えるところまで着いた。
「むふっー!ここで食べる団子は最高だな!」
(お前の場合、『花より団子』だけどな・・・・)
とオーロは買ってきた団子を食べる。
「・・・・・おい反抗期」
「ん?なんだよ」
「その・・・・・感謝するぞ、俺のわがままに付き合ってくれて」
「別に・・・・ただ、何年もの間外に出られてなかっただろ?・・・・楽しむときに楽しまないとな」
「ふっ・・・そうか・・・・優しいんだな・・・・反抗期は」
「だからなんだよ・・・・反抗期って」
「?・・・・・決められた運命に抗ったものだからだろう?」
・・・・・それあれか?親があーしなさい、こーしなさいって言って、子供が反論する感じだから呼んでんのか?・・・・・・というかこいつ・・・・直感で名付けてないか?
「あー・・・・そうですか」
「・・・・・・・その・・・・・俺がまだ『運命を変える者』になる前は・・・学校に行ってたんだ・・・・」
「えっ・・・・まじ?」
「まじだ!というか俺と姉貴はお前と一緒の出身だ!」
「えっ!姉貴ってアルジェントのこと!」
「そうだぞ」
ワーオ、MA★JI★DE
「ん?じゃあその金髪は?」
「これは覚醒した時に出来た」
「えー・・・・・服も?」
「いや、それはアッファーリが持ってきた」
「なにしてんのあのオッサン・・・・・・」
「・・・・・それで俺は学校でその・・・・みんなと楽しむことが出来なかったんだ・・・・」
まぁそりゃこいつの性格上・・・・そうだろうな。
「だからこうして・・・・・楽しめることが出来たぞ!感謝する!」
とニコッと笑う。
「お・・・・おう・・・・そうか」
「そ・・・それと・・・・また、鷹野と・・・こうしてまた・・男同士で・・・・ゴニョゴニョ・・・・」
「ん?何て?」
「!・・・・な・・・・何でもないぞ!反抗期!」
とオーロはごまかす。
・・・・・オーロとの絆が深まってきた。
〈アルジェントの場合〉
「ここならいいでしょう・・・・・しかし・・・・なんて美しく光る月でしょう・・・・・」
「そうだな・・・・」
月が見えるところまで着いた俺たち、それを見ながら買ってきた団子など食べることとなった。
「はむはむ・・・・これが・・・お団子・・・・なんてもちもちしてあるのでしょう・・・・」
「確かに・・・・流石つきたてだな」
「うふふ・・・・こうして誰かと食べるのは何年ぶりでしょう・・・・」
「・・・・そうか」
「・・・・・レヴォリューション・・・・ちょっと・・・いいですか?」
「あ?何?」
「実は私は・・・・・貴方と同じ出身から来たのです」
「!」
「私は弟と共に、異世界に迷い混んでしまって・・・・そして『チェンジフェイト』に覚醒・・・・本格的に黒幕との戦いが始まったんです・・・・・」
「・・・・・・」
「そこで私たちは黒幕の幹部である人に戦いましたが・・・・・私と弟は戦いの途中やつの能力でこの場所・・・・『運命の選択地』に閉じ込められました・・・・けどその幹部は無事ではないでしょう・・・その証拠に黒幕が関係ない世界に行けるのですから」
「・・・・・そうか」
「ふふっ・・・・・こうしていられるのは、あなた様のお陰です・・・・・本当にありがとうございます」
「いやいいよ・・・・俺もあんたのようにただ巻き込まれただけなんだから・・・・・」
「でも・・・・その運命をあなた自身で変えたんです・・・・それだけで私は希望が見えたんです」
「お・・・・おう・・・・・・・そうえば弟って・・・・」
「えぇ・・・オーロです」
「あの金髪の小僧かよ・・・・」
「ふふっ・・・・・そう言わないでください・・・・こう見えても私たちは元々黒髪ですよ」
「えっ・・・じゃあなんで染めたの」
「染めてもいません、『チェンジフェイト』に覚醒したらこのような姿になったんです・・・・・服は違いますが」
「ん?じゃあ誰が?」
「アッファーリです」
「よし、後でしばく」
「ふふっ・・・・おもしろい人・・・・そうえば知ってますか?月って恋愛に関するものがあるんですよ?」
「へー・・・・・・ん?ちょっと待ってそれどういう意味?」
「ふふっ・・・・内緒です♪」
・・・・・・アルジェントととの絆が深まってきた。