気まぐれ
ワイは「気まぐれ」が嫌い。シェフの気まぐれサラダ、店長の気まぐれスープ、本日の気まぐれピッツァ。本当に気まぐれな奴は「気まぐれ」なんて言わない。完全に狙い澄ました「気まぐれ」。チョウチンアンコウが獲物を捕らえるために付けているあれみたいなやつ。騙されるな、「気まぐれ」に。かくいう僕は気まぐれ。ここまでの中で「気まぐれ」を紛らわしいほどに言いまくってきたのだから分かると思うが、俺は正気ではない。それはある意味しょうがない。世に出回る偽の「気まぐれ」にことごとく騙された結果、そうなってしまった。
飽きたから話題を変えます。秋田の親戚から今年も米が届いた、私には秋田に親戚なんていないのに。
まあ、全部嘘。空想。これが小説の無駄遣い。こういうところが、拙者の「気まぐれ」。