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珈琲の妖怪マキネッタ  作者: 狐囃子
(第一章)コーヒーはこわくない
5/6

マキネッタ三部作 マキネッタは強いです

 実は簡単だと言うために大事な話を後回しにしていました。

 もちろんコーヒー豆の粉の話です。

 

 粉は市販の普通の粉でも良いのですが、適した粉の状態と粉の種類があります。ここが魯山人と言わずとも味の違いがわかりやすいところでして……。

 

(たびたび比喩対象にしてしまう海原雄山の元ネタ、芸術家にして食通の北大路魯山人さんごめんなさい。ちなみに魯山人はハワイのコーヒーをお気に召したそうです。ハワイ・コナかと思ったのですがハワイ・コナはミルクと相性が悪い気がするんですよね……どんなコーヒーだったのやら)

 

 この粉の状態にこだわるのが琥珀色の底なし沼なのですが、マキネッタの場合はそれを極力限定できます。

 

 要はエスプレッソ用の粉を専門店でブレンドされた豆を用意して貰えばいいのです。

「エスプレッソ粉」

「エスプレッソ用の粉」

「エスプレッソ豆」

 単語のブレはありますが適当に選んであとは値段と相談するだけです。

 Webでポチればすぐ買える、良い時代です。

 

 エスプレッソ用の粉とは

「深煎り」

「細挽き」

「特定の産地の豆」

 という3つの要素が重なった粉としていいでしょう。

 厳密にはそこに「新鮮」だとか「エスプレッソマシーンとマキネッタは違う」だとか細かい加減や産地やブレンドの問題が存在するのですが、そういうのを抜きにするための専門店頼りです。

 単語の意味についてはそのうちどこかで書きます。

 

 私は粉を幾つか試したのですが最終的にはエスプレッソ用の粉を使わずに、エスプレッソ用でも何でもないテレビCMでお馴染みの市販の粉を限定して買うようになりました。

 オススメしておいて酷い話ですが、これは私だけの嗜好上の問題で、参考にはならない話と思ってください。

 

 エスプレッソ用の粉は使うと味も良いのですが値段も良い(高い)のです。

 

 他にも送料、供給、鮮度と様々な困難がありました。

 

 鮮度が悪いとコーヒーは酸っぱくなります。これも後程1話まるごと使って書くつもりでいますがスーパーなどにある市販のコーヒー豆は大概鮮度が悪いのです。それも一目瞭然のレベルで。

 これは市販の場合だと安定した味での大量生産が必要なので、あらかじめ鮮度が悪くても酸っぱくなりにくい仕上げにしているためでしょう。

 

 品質保証とかISOとかそういう問題にはならない筈です。

 この辺は指摘しにくい話題なので鮮度の話題はここまでとします。

 

 閑話休題。

 

 Webでも距離によっては大丈夫だったのですが、注文して届いた粉の値段と鮮度と味が私にとってベストマッチするお店が見つかりませんでした。そのため私は市販の粉で充分と割り切っています。最近では100km圏内に信頼できるコーヒー豆業者ができたので、そちらを使うこともあります。

 

 エスプレッソは濃い飲み物なために日々常飲するものではないという見方もあります。

 通常のコーヒーの3倍くらい濃く苦いのでお店では小さいデミタスカップで作っていると思います。

 

 毎日飲めそうないエスプレッソ用の粉もあり、砂糖、ミルク、生クリーム、マシュマロを使うことでバリエーションを増やすこともの可能なのですが、これは個人差で生じる話です。

 

 マキネッタだけで充分という方も居ますが、私はドリップコーヒーの魅力に魅かれたため、マキネッタだけのコーヒー豆を仕入れるのは時々にしています。

 

 自分がオススメするマキネッタは1度に3人分の合計150ccを作るタイプか、6人分の合計300ccを作るタイプです。

 

 6人分のタイプは3つ穴コンロの小さい方のコンロでも使えて、自分はこれを使っています。

 

 3人分のタイプは一度キャンプ場で試したことがあるのですが、コンロで使えるかどうか不安なサイズでした。

 

 1人分のタイプは網を買うなりコンロの五徳を工夫するなりしないと火にかかりません。

 

 最後に、マキネッタは使用した後の洗浄も簡単です。

 器械はまるごと水洗いで洗剤は不要です。世の中には色々な茶器がありますがマキネッタはその中でも一番洗うのが楽だと言えるでしょう。むしろ洗剤を使うとマキネッタの良さを損なうとまで言われていますがこの辺は人それぞれということで。

 

 マキネッタについて大体語りたいことを語りました。次はもっと身近で一般的なインスタントコーヒーとブレンドについての話をスローリーに書いていきます。

 それが終わると後はドリップコーヒーと豆の話が主体になります。こむずかしい話は致しません。

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