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◆異世界で闇堕ち妃になった私は処女のまま正義と戦いあの女に必ず復讐する。  作者: あおいまな
第5章「地獄から這い上がるために」
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66.◆第5章「地獄から這い上がるために」あらすじ・(57〜65話)

 ===


 第五章「地獄から這い上がるために」


 ===


 ■長いので、もう知っているよ、という方は、適当に飛ばしてください。


 ーーー


(第1〜2章までの、あらすじ↓)


 異世界ネイチュに送られた高校1年の憂理(ゆうり)は、ネイチュの完全支配を企むアルマ帝国の皇太子アキと形だけの結婚をする。


 ネイチュに来たことで強い魔力を得たものの、処女を失えば魔力も失われてしまうことから“処女の妃”と呼ばれた。


 またアキの道具となり従わない町を魔力で破壊したことで “破壊の妃”と恐れられた。


 憂理はアキの計画通り、アキ本人とその側近であるラセンおよびサジンと連携して、対立する神官イシュリンが率いるレジスタンスの拠点であるドーム・リバティーを破壊した。


 ***


 憂理は、幼なじみの飛翔ひしょうとの仲を嫉妬したクラスメイトの愛流(あいる)によって魔力でネイチュに送られていた。その際、“女として誰からも愛されないもの”を押しつけられた怒りと屈辱から、必ず元の世界へ戻って愛流に復讐すると誓う。


 そのためには、憂理をかばったことで同じくネイチュに送られたものの、対立するレジスタンスになっていた飛翔と抱きあっていた恋心すらも捨てると決めた。


 アキとは、互いの復讐のために、相手を利用する冷めた関係のはずだったが、躊躇なく町を破壊するアキが、夜中になると自責から血を吐き、目の前にはいない母親に涙ながらに謝罪する姿を見てしまう。


 ***


(第3章)


 憂理は、そんなアキと母親の関係を知るために、アキに縁のある者を捜して古都マンゲールを訪れた。


 そして、廃墟となった神殿でヒイラギと名乗る女から、アキの母親の墓に案内される。アキは強い魔力を持つことで六歳のときに母親と引き離され、それが永遠の別れとなっていた。


 一方で、マンゲールには、奴隷都市としての顔もあり、働かされていた人々の解放に来た飛翔は、マンゲールを破壊するため明け渡しを市長のイザヨイにせまる。


 それを拒まれ実力行使にでるが、憂理に破壊をやめるよう立ちはだかれる。飛翔は、アキに利用されつづける憂理にともに来るよう手を差し伸べるが、気持ちがアキに傾いた憂理は応じなかった。


 アキの宮殿へ戻った憂理は、アキ本人から、母親の死は自害で、自分が強大な魔力を皇帝に利用される皇太子となったことが動機だ聞かされる。


 悲しい生い立ちに涙する憂理に、アキは過去と決別して前を向けと、冷たい瞳を見せる。


 ***


(第4章)


 アキに連れられ帝都の皇帝に謁見した憂理は憎い愛流に復讐するため、アキにならって皇帝の足に口づけ服従を誓った。


 再び“破壊の妃”に戻らなければならない苦しい胸の内ごと飛翔に救われ、レジスタンスの第二のドーム・スプリングにかくまわれたが、心の底までアルマになっていた憂理はスプリングから逃れる。


 だが、その逃亡を企てたのは憂理への復讐に燃えるオーヤだった。魔力の効かない砂漠へ連れ込んだものの良心にあらがえず捕らえた憂理を穢せなかったオーヤは、アキをおびき出すための囮にする。


 そして、現れたアキと剣で決闘をするが敗れて憂理を解放する。憂理は自分のために戦ったアキに愛を告白し、ふたりはキスをする。


 だが、宮殿に戻ったアキは砂漠での口づけは偽りだったと憂理に語る。そのまま憂理に背を向けたが、本当の気持ちに嘘をつけず、きびすを返してキスをする。自分も憂理を愛していると打ち明け、強く抱きしめた。


 ***


(第5章)


 イシュリンは今は亡き育ての母であるアキの母親から、皇帝の武器になっているアキを救うよう頼まれ、約束していた。そのためアキへの攻撃をかたくなに拒み、説得にこだわった。


 スプリングを去った憂理はアキを愛しておりアルマをやめることはない、と聞かされた飛翔はショックを受け、スプリングを飛び出す。


 さまよう飛翔はノマドのドルグルたちに出会い行動をともにするが、彼らはアルマを殺すために町に雇われた集団だった。


 おびき出された憂理を守るため、強大な魔力でドルグルたちを退けた飛翔だったが、憂理に接触しようと山かげに身を隠したところで、ラセンに見つかり、腕力で殺されそうになる。その寸前で憂理に救われドームへ逃される。


 憂理は、飛翔を逃したのは利用するためであり、もう地獄へ落ちているからにはどんな手も使うと自嘲するが、ラセンは「その地獄から這い上がるためにアキと共に戦っている」と否定する。


 イシュリンは皇帝に強大な魔力を利用されるアキがやがて自滅することを知り、仲間(レジスタンス)になるよう直接、説得するが拒まれる。


 強い危機感を抱き、アキを救うため皇帝との対面をもくろんで帝都へ来たところで、ラセンに発見され、その館へ連れられた。ラセンはイシュリンの生みの母の弟であり、実の叔父だった。


 対立する関係のイシュリンと噛み合わぬ会話のあとで、“見えない神殿”にある聖なる玉さえあれば、不死の皇帝を倒し、アキを救うことができると教え、イシュリンはそれを信じる。


 同じ日の夕方、アキはマンゲールの湖上で(ふところ)から手紙を取り出す。そこには『憂理、カタルタの宮殿で待っている。愛流』と日本語で書かれていた。


 ===


 ↑ここまでです。


 ===


 第6章「見えないチカラ」


 ……


 に続きます。


 ===


 ☆ハピエンです。


 ===


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★外伝↓。飛翔と憂理がネイチュに来る前の話。
飛翔の目線。
『 後悔という名のあやまち』


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