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プロローグ7
よろしくお願いします。
それからの生活は苦しいものだった。テレビに出れば枕営業、枕営業と質問され続けた。年頃の女の子がそんなこと言われれば傷つかないわけがない。私も例外ではなく毎日が辛く、苦しかった。
「辛かったらやめていいのよ。こんなことであなたが傷つく必要はないのだから」
そんなお母さんの言葉で、私は壊れずにいられた。
それはあるライブの日だった。いつも満員だった会場も今は3分の2まで減っていた。
「あの、あれって本当ですか?」
それはライブの後の握手会でのことだった。ファンの1人が聞いてきたのだ。
「あ、あれって、なんですか?」
「そ、その、枕営業って」
ショックだった。分かってたとはいえ、面と向かって言われるとすごく傷ついた。
「す、すいません。」
ファンの人はそんな私を見て謝りすぐに立ち去った。その後も何回も同じようなことを聞かれ、最後まで終えた私はすぐにその場を逃げ出した。




