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晴れのちFine!  作者: はれのむらくも
第3章  快晴【Fires】
64/300

 第3章のデータベース

第3章に登場した、キャラクターや世界観の紹介です。



【既出登場人物】


<ファイン、クラウド、サニー>

 第1章から継続。

<リュビア、タルナダ>

 第2章から継続。




【新規登場人物】


<ニンバス> ※天人

世界的にも有名な天人の一人。青銅の鎧と黄金色の髪が特徴の、騎士を思わせる風貌。古き血を流す者ブラッディ・エンシェントの一人であり、鳶の血をその身に流す鳶種(ミラナー)に分類されている。

波打つような剣身を持つフランベルジュを愛剣とし、背中の翼によって空を舞う。術士としても優秀であり、水・風・雷・光属性の魔術をいずれも行使することが出来、高い剣術による接近戦だけでなく、遠距離・中距離戦をも自在にこなす優秀な一兵。かつては魔女アトモス率いる地人達との戦い、近代天地大戦において多くの功を為した。天人側の勝利に大きく貢献した立役者の一人として、勇者や英雄として語られることが多い人物である。


<ケイモン> ※地人

ニンバスの配下の一人。朽葉色の着物を纏い、帯刀した侍じみた風貌の男。実年齢は43歳だが、彫りの深い顔立ちは、もう少し年季が入っていそうにも見える。

左腕を失った隻腕の剣豪であり、戦闘時にはその鋭い太刀筋で、石造りの建物をも切断する離れ業を見せる。体捌きも歴戦の戦士を思わせる機敏さであり、シンプルに高い攻撃力と守備力を持つ、わかりやすい実力者。訛り交じりの語り口が特徴。強面(こわもて)ながらも戦闘時以外においては朗らかな口調や表情も目立ち、有事の際とそうでない時の切り替えがはっきりした戦士である。


<オラージュ> ※地人

ニンバスの配下の一人。紅の長髪が特徴であり、明るい着こなしと気さくな語り口や、二十代半ばと見える整った顔立ちからも、よく遊んでいそうな男と第一印象を抱かれやすい。しかし実は34歳。

火術を得意とし、自由自在に炎を操って敵を追い詰め、または強襲する能力に秀でる。近づく敵にはあらゆる者を焼き切る炎の鞭で応戦、離れた敵には火球を投げつけるなどして、遠近両用の戦い方を得意とする。誰かと手を組んで戦う時にも、味方の動きをしっかり見受けて適切なサポートを為す後衛として優秀で、どの立ち位置にあっても有能な、万能型の術士である。


<フルトゥナ> ※地人

ニンバスの配下の一人。くノ一、あるいは暗殺者と言えそうな風貌であるが、黒い布に隠された鼻と口を明かせば、その素顔は15歳ほどの少女である。

二本の短剣を武器に戦うが、腕力に秀でるわけではない自分をしっかり把握しており、敵の間合いに迂闊に踏み込まない堅実な戦い方を好む。加えて動きやすさに特化した着こなしと、当人の鍛え上げた身体能力も相まって、非常に素早く器用な動きによる守備力も高い。的確な距離感からの素早い連続攻撃が得意であり、相手が多少程度の手練であっても、短時間で押し切って勝利を掴むだけの能力を持ち合わせている。


<ルネイド> ※天人

タクスの都の闘技場のオーナー。第2章でも少しだけ登場していたが、紹介するのはここが初。69歳。

昔から気の強い男だったらしく、老いた今でも昔よりは丸くなったとはいえ、強い声を発することも多い。天人としてと言うよりは経営者としての負けん気強さが目立ち、下々に何か言われても突っぱねてしまう頑固さは、それによるものだと思われる。富豪ながらも人件費の扱いには倹約家であり、若い者には辛い口を叩かれがちだが、年季に見合って理を利かせた口も回せるようで、闘技場の一部の人間にはそれ以上に信頼されている一面もある。




【世界観】


古き血を流す者ブラッディ・エンシェント

かつては限られた人数ながら存在した、人の体に異なる命の血を流した民族のこと。なお、一般には"エンシェント"と省略して呼ばれやすい。

普通の人間とは違い、並外れた身体能力や、人が持たざるはずの翼などを携えることが、特殊な能力として挙げられる。戦闘能力は勿論、種族によっては知能も並外れたものであり、基本的には普通の人間よりも高い能力を持つものとされる。遥か昔、天人と地人の覇権を巡った天地大戦が繰り広げられた頃には数も多かったようだが、現在ではこの種に数えられる人物も随分減ってしまったらしく、希少種として認識されている。

第3章時点でこれにあたるのは、"鳶種(ミラナー)"と呼ばれる部族の末裔のニンバスと、"スラッカー"と呼ばれる部族の末裔タルナダがそうであるとはっきりしている。また、クラウドも自身の種族を把握していないがこの一人のようだ。


古き血を流す者ブラッディ・エンシェント鳶種(ミラナー)

鳶の血をその身に流すエンシェント。

人の背に翼を背負うことが出来、それによって空を舞う力を持つ。魔術の行使なくして空を舞える能力は、それだけで戦闘においては大きなアドバンテージを持つものであり、戦争においては非常に有力な存在として敵味方ともに認識される。また、鳥の血を流すエンシェントに多い特徴だが視力も非常に高く、高空からでも敵や味方をはっきり見極め、状況を正しく把握する能力にも特に秀でる。

※鳶が空高く輪をかくと晴れ。

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