”M“
(んと……200.....何年だ?)
キオクなんて曖昧なもの
嫌な夢を見た
夢とは不思議で、脳内補正をしてくれる…
竜太と呼ばれていた。
Flashbackする出来事…?
ーそんな、夢のなか…ー
泣いている……M…
M『竜太………』
M『竜*○ヱヶ……・・・』
(わかってるよ、うるさいな、もうちょ…)
(あれ?)
竜『ぉ……』
?『しっか…〆#↓○*☆』
(声…出ない…)
…意識は薄れていった
ゴチャマゼになっていく意識のなか、
(…背中から井戸に吸い込まれる様な…)
(…もしくはブラックホールに吸われていく様な……)
(いいや…)
『まだ…早………』
『まだ…早い、だろう……』
聞き慣れた声、
だけど…その人は……!
…………?
(ベッドの病室……?)
(病室のベッド……?)
M『竜太……』
喜びにも似た…安心…?
うすぼんやりと、
ただ声を頼りに…
手を握った…
声の出ない日々に、
筆談しては泣き疲れた夜も続く。
ただ真っ白な天井…
ラジオから音楽が流れ、
優しい歌が届く…
今の自分に重ね…
救われた。
太陽を求めても、
日差しのなかった病院から…
また搬送され、監禁された…
もがいても、
諦めを知り、夢のなか、夢のなかに落ちていった…