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.  作者: た.
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5.

キャラクター

白羽碧

主人公。四月一日碧から白羽碧になった。2月4日生まれ12歳

白羽朱音

人見知りの12歳。2月4日生まれ

朱音視点

陽奈乃「待っていたぞ、白羽姉妹」

碧「な…なんでこんなことに…」

碧姉さんがそう溢す。私、白羽朱音は今、碧姉さんと4分の1狩りをしていると噂の2年の春日陽奈乃さんに呼び出されたのだった。しかし。冷静に考えたらなぜ私達4分の1を狩るようなことをしているのか。


図書室である書物を読んだ。

血を欲すもの、1/4、いずれも何かを知るものである と。


当然、私達がその「何か」の情報を持っているわけでもなく、ただ今を乗り越えるために必死で頭を動かしているのだった。


碧視点

陽奈乃「…使い魔はわかるか?」

朱音「…?はい。」

碧「……さっき知りました」

陽奈乃「朱音、使い魔を召喚してみろ」

朱音「…っはい…」

朱音は鞄から魔法書を取り出し、手を当てて使い魔を召喚した。使い魔は黒い猫で、赤い首輪をつけていた。

朱音「…ルル」

陽奈乃「碧、お前も魔法書に手を当ててみろ」

碧「はい…?」

言われた通りに魔法書に手を当ててみた。そう。''言われた通り''に。しかし、反応しなかった。

陽奈乃「朱音の髪を見ろ。毛先の色が変わっているだろ?」

碧「確かに…?」

朱音の髪の毛先が青色に変わっていた。

陽奈乃「碧は髪色が変わっていない。魔法クラスを受けてなくても魔法を使えないことはないのにだ。」

本で魔法を使うと髪色が変わることがあるのは知っていた。でも、魔法クラスを受けてなくても魔法を使えなくて何なんだ。

陽奈乃「…つまり、お前に魔法使いの素質はない。というか、お前4分の1じゃ無いだろ」

碧「……は」

朱音「…っ陽奈乃先輩。それは言い過ぎかと」

陽奈乃「朱音と血が繋がってないんじゃ無いか?事実を言っただけだ」


『…でもあの子って実は…』『…嘘でしょ?』『優しくしとく?一応』


うるさい…なんで?…なんで…実の親がいないだけでそこまで言うの?

頭が痛い。耳鳴りがする。痛い。痛い。


陽奈乃(…抵抗しない。幻覚を見せているはずなんだが)


『…双子だと!?ふざけるな!』『もう1人は施設に預けて縁も切りましょう』『…あんなことが起きたんだ。もう同じ過ちはしたく無いんだよ』

碧「…なんか…先輩って…」

陽奈乃「…何だ」

碧「…すっごい子供なんですね!」

陽奈乃「…は??あのなぁ…」


碧の魔法 攻撃/雷 防御/水

魔法クラスを受けてなくても魔法を使えることは魔法使いの血が4分の1でも変わらない。しかし、ある一部の魔法使いには条件があった。その条件は「感情が昂る」こと。

碧は今キレている。めちゃめちゃにキレているのだ。最近顔を合わせた人が兄弟である事を否定されたから。

碧「…たとえ嘘だとしても…今は家族でいるんだ。仮に血が繋がってなくとも、家族は家族。私は、それを否定する人が大嫌いだ。」

碧の髪が赤色に一部変化する。

陽奈乃(もしかして条件付きの魔法使いか?だとしたらまずいな…感情が昂った状態で魔法を使うのは危険だ。)

碧「…話すんじゃなかった」

碧が魔法書に手をかざした時だった。

二乃「セイッ!」

二乃が2階から飛び降りてきたのだ。そのまま碧に向かって魔法をかける。


二乃「ゴートゥースリープ!!!!」


碧の意識はそこで途切れた。


= = = = = = = = = =


碧視点

ん…??わたし…何して…

朱音「…さん。姉さん…碧姉さん…!」

碧「…あ…私、寝てて…」

あー…そっか、さっき春日先輩と戦ってて…

二乃「大丈夫!?」

碧「うぇ?小鳥遊先輩?」

二乃「うーん…まずはごめん!陽奈乃ちゃ〜んっ★の件」

それから小鳥遊先輩は春日先輩の事をたくさん話してくれた。

二乃「…それと!あの子の過去について〜…痛っ」

春日先輩が二乃の頭を分厚い魔法書で叩く。

二乃「ちょっと!''あの事''は話さないわよ流石に!」

陽奈乃「…それでも話しすぎだ」

二乃「あのねぇ…んぐっ!?」

春日先輩は魔法書に手をかざしていた。書かれていたのは「喋れなくする魔法」。

碧「…あの」

陽奈乃「すまなかった。」

碧「…え?」

陽奈乃「……私は…その、ずっと探している人がいて…」

朱音「…探している人」

陽奈乃「…っだからその、4分の1だったあの人なんじゃないかって…つい…」

碧「…あっ全然大丈夫です…!私だってブチギレてたし…」

陽奈乃「…でも、幻覚までかけてしまって…」

碧「おかげで、少しだけ知れたんです、私の家のこと。だからありがとうございます。春日先輩」

朱音「…家の事?」

陽奈乃「あ、あぁ…」

朱音(先輩めちゃめちゃ困惑してるんけど…大丈夫なのかな…)

二乃「…ぷはぁ!!仲直りできたみたいだし、あんな事があって早々言うのもあれだけど!」

小鳥遊先輩は朱音にアイコンタクトを取る。

朱音&二乃「…魔法研究部に入らない?」

碧「…はい?」

二乃「だから〜!そのままの意味だよ!ズバリスカウト!」

陽奈乃(…デジャヴ)

碧「…っはい!是非、入りたいです!」

魔法について知れば、白羽家についても分かるかも知れない__!

二乃「ふふっ…それじゃ!これ予定表と入部届!また夜会おうね!」

そうして春日先輩と小鳥遊先輩は去って行った。

碧「はい!!」

朱音「…ところで…」

碧「ん?」

朱音「さっきの''家の事を知れた''ってどういう意味ですか?」

碧「あぁ!あれ?あれはね…」

私はみていた幻覚の内容を出来る限り説明した。

碧「…なんだけど〜わかった?」

朱音「…はい。でも…」

碧「…?」

朱音「なんでもないです。もう遅いですし、晩御飯食べて、お風呂入って、魔法タイムまでゆっくりしましょう!碧姉さん!」

朱音は笑いながら話した。

碧「っうん!!」

おまけ「おしえて!〇〇さん!」

今回は白羽朱音さんがゲスト!では、よろしくお願いします!

Q1.朱音さんは小さい頃の記憶はありますか?

A.ほとんどないです。多分ですが、白羽家の過去に関しては記憶を消されてるのかと…

Q2.好きな食べ物は何ですか?

A.そうですね…いちごとかが好きです。学校のレストランのメニューだったら白身魚定食が好きです。

Q3.碧の事はどう思ってますか?

A.尊敬してます。いつも元気で、話していてとても楽しいです…!


インタビューありがとうございました!




はじめまして。た.です。

名前の由来は特にありません。


この物語を書いているのは私ではありません。

私はこの物語を伝えに行っているだけので、作者はどこにもいません。

そして、事前公開をした人とは別の人です。

それを踏まえて、お楽しみください。

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