1.
キャラクター
白羽碧
主人公。四月一日碧から白羽碧になった。2月4日生まれ12歳
白羽朱音
人見知りの12歳。2月4日生まれ
碧視点
まさか全寮制とは思わなかった…私、白羽碧は今日魔法学校「ジャスミンスクール」の寮で荷解きをしています!
時は0.の少し後…
紫織「あなたたちが入る学校はジャスミンスクールという学校で全寮制よ。というわけで今から引越し準備をしてもらいます」
碧、朱音「…えっ?」
寮に入る…??しかも魔法学校の??
紫織「雅には許可を取ってる。白羽碧、あなたに拒否権は無いわ。」
…やっぱり。雅さんはこのことを知ってたんだな…
紫織「…私と雅は同じ学校に通ってた。魔法使いとしてではなく、人間としてね。」
叔父様が魔法使い…なんだよね
紫織「雅も同じ、4分の1の魔法使いだった。それを知ったのは卒業後だったけどね」
碧「…」
紫織「さあ…!引越し準備のために今日は帰りなさい。」
碧「…わかりました。」
信じられないな。本当のお母さんにあったこと、妹がいたこと、魔法使いだと知ったこと…
屋敷の外に雅さんはいた。無言で私は車に乗った。
雅「…碧は、私みたいにはならないでほしいのよ」
雅さんは自信のない声で言った。
雅「あなたならやれるわ。」
碧「…っ」
ぽろぽろと涙が出てきた。3月、まだ寒い季節。その日、私は決めた。
碧「魔法使いになって…白羽家の謎を解く。か」
そして現在。ジャスミンスクールはこの街、ネオンドットストリートの中でも一番大きい学校。Whiteとblackに分かれていて、私は魔法使いでもあるからどっちの部にも入るんだって。正直ワクワクするけど不安…なにより同居人がな〜…
朱音「…」
朱音は何も言わずに荷解きを続けている。
どうやら人見知りらしく…一応双子なんだけどな…でも仕方ないか、あんなことがあったんだ。私はもう荷解きを続けた。
数分後、休憩するため外に出た。寮は男子と女子で分けられていて、さらに細かく魔法使いと人間に分けられている。(わかりづらくだけど)寮と寮を繋ぐ通路の真ん中にはカフェがあって、そこで休憩することにした。
碧「あ」
端っこの席に隣の部屋の人がちょうど座っていた。顔は見たことあるが、話したことはなかった。
雫「__だ〜か〜ら〜」
日向「そこを何とか〜…」
(何話してるんだろう…?)
日向「あ、そういえば隣の部屋に4分の1の魔法使いがいるみたいだけど…もう見た?」
それって私達のこと?
雫「見た見た!なんか転入生らしいけど…4分の1狩りやばいだろうな〜」
日向「ね〜去年もだいぶやばかったって噂でしょ?二年の陽奈乃先輩達」
4分の1狩り?気がついたら私はウィンナーコーヒーを片手に話を盗み聞きしていた。
雫「あ、噂をすれば」
日向「本当だ」
碧「えっ」
私たちは相席になり、いろいろ話していた。
雫「私も1年だから詳しいことはわかんないんだけど〜…4分の1の魔法使いをめちゃくちゃにしたとかで有名な2年生がいるらしいんだよね〜…って白羽さんは?」
日向「えっ…わかんない…」
やばいやばいやばいやばい。碧は今朱音に伝えるために階段を上がっている。あのやばい噂を__!
はじめまして。た.です。
名前の由来は特にありません。
この物語を書いているのは私ではありません。
私はこの物語を伝えに行っているだけなので、作者はどこにもいません。
そして、事前公開をした人とは別の人です。
それを踏まえて、お楽しみください。