エピソード3 鬱になった25歳、マッチングアプリに再チャレンジする
人生初めての休職。最初は、お休みだ~という晴れやかな気持ちと、アポ他の人がやってくれているのかという罪悪感の両方の気持ちになった。ちょっと最初の1,2週間の生活をのぞいてみよう。
休職初日、起きたらまさかのお昼の1時、でもなかなか起き上がれず、布団の中でYoutubeを見ること2時間、ようやく3時になって、さすがにやばいと思って布団をでた。でも、今の時間から何か作るのはめんどくさいということで、お茶漬けを食べて、また横になったら、次は夕方の6時まで得てしまった。
鬱の人の睡眠パターンは2つ。一つは「不眠」。寝付くまでに時間がかかったり、そもそも寝付けなかったり、寝付けても途中で起きてしまう、中途覚醒。鬱病患者の77~90%以上が当てはまるといわれている。そして、もう一つが「仮眠」。残りの10%が当てはまるといわれている。私は後者の仮眠型だった。もともとロングスリーパーという特徴もあったが、お薬の影響もあり、とにかく眠い。最初の1週間はとにかく眠くて、何もやる気が起きなくて横になっている時間が多かった。鬱の人の中では、スマホすらみることができない人がいるそうだが、ありがたいことに私はそういったことはなく、むしろ本など活字が読めなくなっていたため、どうにかしてスマホで見れる同じような症状を抱えた人のVlog動画や押しの動画みていた。
ただ、スマホを見ていて楽しいのは2時間くらいが限界、横になっているので、腕も限界(笑)。
このとき、ふと我に返り、25歳、彼氏いない歴=年齢。これは非常にまずい。そう思い立った私は、前にも一度チャレンジしていたマッチングアプリに再チャレンジした。前は、仕事で忙しくて疲れている上に、好きかも分からない相手とわざわざ連絡を取り合うのがめんどくさくなって、3日でやめてしまい、どこかで出会いがあるだろうと思って過ごしていたが、そんな白馬の王子様は現れず…。今回は仕事はしていないから、メッセージもできるだろうし、優良男子を時間をかけて見つけていけるのではないかと思い、「これで、最後だ!」という気持ちで、始めた。学歴は、短大・専門大卒は、もし今後会社をリストラされたり、やめたときに転職するときに不利だから没。かっこつけで、前髪で、なんとなく顔が見えず、「気になる!」がたくさんの人は、なんか信頼できないから没。煙草を吸う人、トラック運転手は、私の離婚した父とかぶるので、没。変顔をプロフィールにしてる奴は、もう生理的に受け付けないので没。という感じで、3人くらいに絞って、メッセージのやり取りや電話をしていった。親友いわく「自分からメッセージを送らなくても、相手から頻繁にメッセージを送ってくる人がおススメ」とのことなので、その法則(?)を信じて進めていった結果、彼氏は出来た。それも見た目も中身も優しい優良男子。
うつで、気分の波が激しいときでも、話をしっかり聞いてくれて、心配してくれて、私をまるごと受け入れてくれる人。今現在も付き合っている。初体験もこの人。
とここまで、聞いていると順調にマッチングアプリで彼氏ができたと思いきや、ここに至るんでに壮絶な事件があったのだ。
つづく。