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はじまり

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春のある日、ネガティ部の部室から声が響いてきた。


『春が始まりの季節だなんて誰が決めたんですか!春だからってみんながみんなウキウキ気分で新しいこと始められるわけではないんです。リア充爆発しろーーー』と叫んでいる男がいる。


『陽平くん落ち着いてくださいなのです。』


色白で黒髪の小柄な美少女が注意をする。彼女の名は桃谷春香ネガティ部の副部長である。


『これが落ち着いていられますか…外にいる皆さん楽しそうに新歓(新人歓迎会)して妬ましい。羨ましい、青春の香りがプンプンしますよ。私みたいな日陰でダンゴムシと戯れてイキイキしてる人間にはこの光景は眩しすぎるのです。』部長の森ノ宮陽平は饒舌に語っていた。


『せっかくだから新歓しましょう。』桃谷さんがお茶を入れながら楽しそうに言っている。


『そうやって副部長はまた甘やかして。』夕子先輩が呆れた顔をしている。


『そうと、決まればさっそく準備ですね。』部長はウキウキしながらイスを揺らす。


『おい、野田買い出し行ってこい』夕子先輩が野田君にいった。


『何ッスカ。ユー子先輩。俺は青春観察に忙しいんですよ。』


『イイカラ、サッサトパシッテコイヨ。オネーサン怒らせるなよ。校庭の百葉箱のあたりに首だけだして埋めるぞ。』


『助けてくれよ。今宮。スゲーピンチなんだよー。いっしょに行こうぜ。』


『分かった。』


去り際に部長が『あ、領収書は忘れずもらっておいてくださいね。そういえば、新歓は部費で落ちる規定になっているみたいですから。』と伝言していた。


そして、二人は買い出しにでかけた。


続く。

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