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彗星ブレーウィン  作者: 安藤 駿
2/5

約束

2話書きましたのでどうぞ!

俺らは話続けているうちにある話題へと移った。


「ロイはなんで"勇躍の彗星"に入りたいと思ったの?」


そうだ、ここは人々の秩序を守るべく作られた場所。そして数ある団体の中で1番有名と言っていいほどの護衛団だ。それもあってか生半可で成り立つところじゃないんだ。どんな意思をもってして入ろうと思ったのかが気になった


「俺は..... 」


           4年前


午前9時


「ロイくん。もし会えなくなっても落ち込まないでいいからね」


俺はそれを言われたはっとした。


「...それってどこか遠くない引越しちゃうとか...」


6歳からの幼馴染のタツミからそんなこと言われたら黙ってられる訳がない。急にお別れ宣言なんて嫌だ。


「いや、そう言う訳じゃないよ、ただ気になっただけ」


気になっただけ、か。この時にはそう思っていた

だっていつも明るくて眩しい笑顔を見せているのだから



そんな彼女が俺は好きだった


学校の時計は12時を回っていた


その頃にはあの話題のことなんて忘れかけていた

タツミは用事があってこの時間には学校をあがると聞いている。俺は立派な護衛士になるべく休み時間にはかかさず資料などを読んでメモに護衛のことを書き込んでいた


基本は黒。重要そうなところはタツミからもらったホウセンカから色をとった赤いインクで


それから時間が経ち

学校から帰るとき4時を回っていた。俺は残って資料を眺めていたせいかいつのまにかこんな時間だった。


誰かの呼ぶ声が聞こえた


「ロイ!ちょっと待ってくれ!はあはあ、」


そこにいたのは親友のレスがいた。


「どうした?」


「タツミが、倒れた...。刺されて。」


時が止まったかのように頭が痺れるような感覚に陥った

どうして、どうして、なんで。とずっと心で呟いていた



「許してくれぇ.....俺が守れなかった。」


レスは俯き気味に喋っていたからか気づかなかったが顔を上げると額には切り傷のようなところから血がでていた


そして俺は自我を取り戻し


「何があった?!教えてくれ!」



俺は走ったとにかく走った。レスとともに病院へ


幸い。近くに病院があったそうでレスがタツミのことを運んでいたらしい。俺のとこにレスが来た理由は。幼馴染だからっていうのと......


病院の中へ入るとすぐさまタツミの部屋へと駆けつける

そこには医者と看護師がいた


「大丈夫ですか?意識をなんとか...!」


必死に止血などを行なっている姿が見えた



だがしかし


医者からの最悪の一言を言われた



「まぁ、こんなことがあったから。命に変えてでも守らないといけないって思ったんだ」


「ごめんな、気分悪くして」


ロイの頬から水滴がたれてきた


「そんなことが...。よし!ロイ。どんなに苦しい時でも、どんなに泣きたい時でも、どんなに挫けそうな時でも絶対乗り越えて、パーフェクトフロー目指すぞ!」


ロイは涙を拭って

さっきまでとは別人のような笑顔でこう言った


「ああ!」


拳と拳で約束した



ロイと俺は明日まで暇があるといくことでトレーニングルームで懸垂合計で100回できるまでやめられないをやっている最中だった。俺は力を振り絞りなんとか7回。ロイは10回。俺は何回。ロイは何回......と繰り返していたが50回目に差し掛かった時だった


「はぁー!きちーー!!次はロイの番だ、お願いだなるべく数稼いでくれ!はあはあ」


「おっけい...!」


1.2.3と当然両手使って繰り返していたが隣の懸垂バーが気になって見てみた


ななかがおかしい、この世の人間ではない何かが懸垂をしている。だって明らかにおかしいんだ


片手でやってるぅ


「はあ、ブラフ終わったぞ、って...ん?どうした隣なんか見て......」


俺たち二人は揃ってこう叫んだ


「えええええぇぇぇぇあああああー??!!」

見てくれてありがとうございます

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