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2話
朝起きると一花が隣に立っていた
「スキル授かれたよ〜!【剣士】だって」
一花はすごく嬉しそうに笑っていた
それもそのはずこの世界はスキルによってやれる事が変わる
一花が手に入れたスキルは夢だった冒険者になるには必要なものだった
前衛に向いてるスキルと後衛に向いてるスキルが特に冒険者になっている人が多い
補助に向いてるスキルがあるがそれは後衛のグループの人が出来てしまうという少し悲しいポジションという世界の常識だ
生産に向いてるスキルもあるがこれは冒険者はいないと言われていて、もしなってしまうと僕達の夢が終わってしまう
「ああ、おめでとう。これで俺は後衛向きのスキルが手に入ったら1番いいな」
「うん、でも前衛向きだったら肩を並べて戦えるね!」
「それもたのしそーだな」
この後一花の誕生日パーティーをして1日を過ごした 豪華絢爛とは言えないがそれでもいつもより豪華で一花や孤児院のみんなは嬉しそうだった
「みんなほんとにありがとう。今日という日をぜぇーたい、わすれないよ!」
笑いながらでも目尻には少し涙を流していた