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望琉の秘密

休み時間、周りには沢山の人がいた。

要するに皆に囲まれている。


何かを私に言っているんだろうけど、頭に入ってこない。



あぁ……気持ち悪い……。

一瞬目の前が真っ暗になった。


「白畑さん行こっ!」

星宮……くん?が私の手を取って教室から出ていった。



着いたところは体育館の近くの水道だった。

「白畑さん大丈夫!?」


「あ、ありがとう……ございます……。」

やばい、早く早く早く早く早く早く……。


「白畑さん?」


「少し……後ろ向いててもらえますか?」


「え、あ、うん!」

星宮くんに後ろを向いてもらい、私は制服のポケットから薬を取り出した。


そこから5、いや6錠くらい1度に飲んだ。


「はぁ……はぁ……はぁ……。」

人が怖い。人と関わるのが怖い。


「白畑さんもういいー?」

あ、本当に後ろ向いてるんだ……。


「あ、はい。いいですよ。」

星宮くんはこっちを向いた。


「白畑さん、もしかして人と関わるの苦手?」


「えっ……。」


「あ、図星だった?教室居る時何か苦しそうだったから連れてきちゃったんだけどさ。」


「いえ……助かりました。」


「てか、手に持ってるの何?」


「え、あっ、これは……。」

薬のゴミポケットにしまい忘れた……。


「見せて!」

やっぱり力じゃ勝てないよ……。


ポトッ……



「これって……薬……?」

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