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孤独②
その後の授業、涙くんはちゃんと受けていた。
まぁ当然お互い無言だけども。
休み時間、涙くんの周りにはたくさんの人が集まっていた。
「涙ー白畑さんとは一緒じゃないの?」
ある女の子が問いかけたのが聞こえた。
「……………。」
涙くんは無言だった。バラせばいいのに。
”白畑望琉は薬依存症で薬が足らないと変人になって変なことする”って。
「……白畑さんのこと悪く言わないで欲しいんだ。
彼女もさ色々訳があるんだよ。俺は、助けてあげられなかった。」
────ナニヲイッテルノ?
「はぁ……はぁ……はぁ。」
私は教室から飛び出し、あの水道へ来た。
”助けてあげられなかった”?
「何、言ってんの。馬鹿じゃないの……。」
私を助けようとしてくれたのは涙くんが初めて。
親でさえ薬で何とかしようとしていたのに。
くす……やめよう。すぐ薬に手を伸ばすのは。
今日は早退しようかな。教室戻りたくない。
私は先生に許可をもらい、早退させてもらった。
マンションの自分の部屋の鍵を開ける。
「ただいま」
誰もいない部屋。当たり前の日常。
……私はどうしたらいいんだろう。よく分からない。
《ピーンポーン》
インターホンが鳴ったから扉を開けた。
「おっ、母さん……。」
玄関を開けるとお母さんがいた。
「望琉……。」




