02.Le cri de la fille répète à travers le monde aujourd'hui
チェシャ猫に会って…次は誰に会うんだろう…?
はぁ…はぁっ…はぁ…
全力で走ったから疲れた…ちょっと一休み…
「ねぇ、君、足遅いね。ふぁ~あっ…。ボク歩いてても簡単についていけたよ」
……。
「ねぇねぇ?聞いてる?ねぇ~」
「聞いてるわよ!!だけどアンタ!人のこと貶してそんなに楽しい!?」
「ん~、わりかし??」
くっ…ダメだ!!まともに受け答えすればするほど自分が負け犬に思えてくる。
「ねぇ、アリス~」
「なによ…」
「お腹すいた♥」
「知るかっ!!ってかアンタ誰よ?私のあと付いてこないでくれる?」
「ボク?ボクはねチェシャ猫だよ~」
やっぱり…ニヤニヤ顔で猫耳っていったらまぁ一人しか浮かばないもんね…
「そう、じゃあチェシャ猫!私についてこないで!!」
「え~?ダメだよ♫チェシャ猫はアリスの前に現れては助言をする役目だもん♪」
「あなたの言葉は助言じゃない!!暴言よ!!」
そう言って私は今度こそ一人で走り出した。
「ん~、23番目のアリスはお転婆だなぁ~。今までの子たちはみんなボクを見ただけで、かわいこぶりっ子してくるから楽だったのになぁ~まぁいっか、どうせすぐボクのモノになるし~、それまでどこに泊まろうかな…?
そう言ってチェシャ猫は一人歩きだした。
そして私のターン!!ドロー!!…なんて某アニメのマネしてる場合じゃなくて…
森の中を歩いていると変な声が聞こえた。
「ふむ…6時3分か…。今日も時間通りティーパーティをはじめよう!!」
いや!!まて!!なんて曖昧な時間なんだ!?
「わーい~☆それじゃあ今日のお茶はなにかな?アプリコット?あ、それ以外は飲まないからヨロシク☆」
選択肢、ひとつしかないじゃない!!
「お?お客さんかな?あそこに女の子がいるぞ。三月兎、連れてこい。」
げっ!!見つかった!!
「え~ボクのうちのお庭貸してあげてんだから、お前が行ってこいよ~」
「む?私はアプリコットを持ってきて更にポット、カップまで一級品のものを持ってきてやったのだぞ?」
「ちぇっ・・分かったよ…」
く…来るなぁーーー!!!
心の中で祈るもそんなの叶うわけもなく…
「はぁ…君、逃げたら犯すよ?」
選択肢を選ばせろーーー!!!
と、結局私は逃げることもできずティーパーティに招待されましたとさ…orz