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標本室

世界 歪んだガラス

作者: まや A035624
掲載日:2026/09/24



わたしと私

強い私とよわいわたし

愛する私と縋るわたし


私はわたしに問いかける

どちらが本当のわたし?


返答はなく



ただ手を伸ばして

右と左を重ねる


笑っている私も

泣いているわたしも

想い続ける私も

愛されたかったわたしも


選ばなければならないのなら

きっと どちらも……



私のなかの扉を開ける



鏡の中だけが

わたしの世界

知らなかった私が

こちらを見ている


わたしが映らなければ

世界はひとつになるのかな?

嘘をつき続ければ

わたしになれるかな




さようなら

かわいいものが大好きなわたしに

こんにちは

醜い世界、私



――わたしが





散らばった欠片に

わたしじゃない

違う私が映っている



……それでも


反対側のわたしも

たぶん私だった

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