第1話 【宇宙は、トイレの奥から始まった】
本筋の執筆で行き詰まった脳を、神のクソ(設定)で洗浄してみました。知らんけど。
ノリで考えた、15分クオリティのくだらないやつなんで、どうか柔らかなお気持ちでお付き合い頂けましたら幸いです。
あ、もちろんお読み頂けたら、の場合です笑
どうかよろしくお願い致します。
「……あー、全部知ってるわ。暇だわ。知らんけど」
俺は、宇宙創造神がひり出した「クソ」から全知全能の存在として爆誕した。
やることがないので1926年の日本のタノム青年に転生し、呉市あたりでチーズあられを食うニートをしていた。
転生はしたけど、ニートだしやることないのでブラブラ散歩していたら、道端に都合良くダンジョンの入り口が開いていた。
特に興味はなかったが、入り口には立て札が一本。
『祝・ダンジョン生配信トレンド入り! 凶悪モンスターをブチのめして銀河のスターだ! 今なら配信スマホ無料配布中!』
「……ダンジョン生配信? なんだそれ。大正が終わった昭和一桁で、流行が先走りすぎだろ。知らんけど」
俺はニートだ、全知全能だけど働くのはダルい。
そう思って通り過ぎようとしたら、おあつらえ向きに立て札の下に「スマホ」が本当に置いてあった。
「……何この、俺に配信しろと言わんばかりの舞台装置。パッキングが完璧すぎて逆に引くわ」
俺は無造作にそのスマホを拾い上げ、画面をスワイプした。
しかしダンジョンだ、配信だ、スターだと煽っておいて、肝心の敵がゼロ。
あまりの拍子抜けっぷりに、俺は思わず誰もいない暗闇でツッコんでいた。
どうやらこのダンジョン、モンスターをパッキングし忘れた欠陥物件らしい、知らんけど。
だが、せっかくスマホも拾ったし、ダルい体を動かしてさらに奥へとブラブラ歩いてみた。
すると、土砂に半分埋もれた巨大な「鉄の塊」が唐突に姿を現した。
しかしどう見ても10万年クラスの年月を経てボロボロになった老朽艦だ。
「……あー、これ、本筋で俺が乗る予定だったやつか。こんなところで腐ってるとか、パッキングが甘いな」
特にやることもないので、俺は全知全能の力を適当に使って、改装を完了させた。
「よし、今日からお前は『宇宙軽巡洋艦ジンツー』だ。よろしくな」
だが、この「ジンツー」との出会いが俺のガッツを再点火させた。
……いや、単にこのボロ船のトイレが、俺を呼んでいたんだ。
さて、昭和モダンに改装された内装も俺好み、何故だかしっくりくる。
だが、ここで問題が発生した。
前の持ち主が10万年放置したせいか、トイレが「詰まって」いたのだ。
「……ダルい。だが、出さないわけにはいかん」
俺はトイレの隅にあったラバーカップを手に取り、全知全能の力を込めて、その「詰まり」を一点に凝縮させた。
グッ、ググッ……ズボォォォーーーンッ!!!
その瞬間だった。
便器の奥から180億ボルトの閃光が噴き出し、ジンツーが激しく震動する。
『――メインエンジン、エネルギー装填完了。ワープ航法、起動。目的地:銀河の果て』
「……は? トイレ直しただけなんだけど」
窓の外を見れば、そこには昭和の日本ではなく、180億ドル級に輝く星の海が広がっていた。
手元には、さっきまで持っていたラバーカップと、食べかけのチーズあられ。
「……まあ、いいか。宇宙でもチーズあられは美味い。知らんけど」
こうして、俺の「シカトとスパチャの銀河伝説」が、汚物と共に幕を開けたのである。
本筋、未来への頼み、の息抜きのつもりで投稿しました。
昭和の「頼」も好きですが、こっちの「タノム」の適当さも気に入っています。
脳の洗浄用、あるいはチーズあられのつまみにお読みください。
完結までサクッと駆け抜ける予定です。知らんけど。
どうかよろしくお願い致します。




