「自分だけは大丈夫」という言葉が、人生で一番危険な理由
私たちは今、大きな時代の転換期に立たされている。
少子高齢化、老老介護、認認介護、3組に1組の離婚率、2人に1人は親の介護拒否という数字は、単なる統計ではなく、私たち一人ひとりの未来に直結する現実を突きつけている。
しかし、この厳しい現実は、同時に私たちに「未来のために何をすべきか」を問いかけているような気がしてならない。
確率を「自分のこと」として捉える勇気が必要だ。
私の母親が暗い夜道を歩いていたら、バイクが後ろから近づいてきてバックをひったくられたことがある。「何で明るい道を歩かなかったの?」と聞くと、
「自分だけは大丈夫だと思った」
と母親は答えてきた。
ひったくられたバックの中には家の鍵やクレジットカードも入っていた。
私は、自分だけは大丈夫だろうと根拠もなく楽観的に思うのって危険だなと感じた。
そして、私が気になったのは、2人に1人は親の面倒をみない時代になっていること。
真っ先にこの確率を知って感じたのは、これが子だくさんだった場合、そうでもないんじゃないかということ。
兄弟姉妹の中で誰かが親の面倒を放棄したとしてもね。
他の誰かが面倒をみたりする可能性はあるんじゃないかな。
漢気溢れる息子もしくは娘が、
「うちが面倒見る」
と言うかもしれない。
少子高齢化になり一人っ子の家庭も珍しくない時代になった。
もしも一人っ子の子供が親の老後の面倒を放棄したらね。
それで終わってしまう。
老いた後のことも考えて、しっかり家族計画を考えないといけない時代なのかもしれない。
人は誰しも老いていく。
将来、自分が高齢者になった時に、こんなはずじゃなかったと後悔しないために。
誰しもが「老いていく」という共通の未来は決して明るくはない。
介護業界の人手不足は、厚生労働省の試算によると、2025年には約32万人、2040年には約57万人の介護職員が不足すると見込まれている。
私たちが未来のためにできること。
それは「自分だけは大丈夫」という根拠のない楽観論を捨てること。
私の母親のように、不測の事態は誰にでも起こる。
少子高齢化や介護問題は、他人事ではなく、自分たちのライフプランとして真剣に捉える。
そして、血縁に頼るだけでなく、地域や友人といったコミュニティとのつながりを築くこと。
さらには、介護保険サービスや社会資源を積極的に活用する知識を持つこと。
これにより、助け合える未来を築くことができるかもしれない。




