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石川パパンエッセイ集  作者: 石川パパン


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17/20

8年前の国際結婚。私が今も忘れられない、ベトナムでのハプニング

ベトナムで、日本人の私とベトナム人の彼女は夫婦になった。


それは、今から8年前の話だ。


スピード婚だったけれど、手続きは予想以上に大変だった。


今回は、その時のドタバタな思い出を少し話そうと思う。


まずは、独身証明書と結婚証明書の翻訳。


ベトナムのベンチェ省にあるお店で手続きしたのだけれど、書類1枚につき19万ドン、日本円で約1000円かかった。


そして、入籍には証明写真が必要だった。ラフな格好で撮ったのだけれど、写真屋の合成技術で白いワイシャツを着ているようにしてもらった。


ベトナムの写真合成技術はあなどれない。


250円で必要な枚数すべて撮ってもらえたのはラッキーだった。


病院での検査も一筋縄ではいかなかった。


私の名前の誤字が原因で、検査をやり直すハプニングも起きた。


ホーチミンとベンチェを行き来して書類を集め続けたのだけど、振り返ると本当に面倒だった。


書類ができるまで何日も待たされることも多かった。


これでようやく結婚手続きが進む!と意気揚々と役所へ向かった。


しかし、まさかのハプニングが起こった。


「そのズボンはダメだ」と告げられたのだ。


なんと、入籍手続きには長ズボンを着用しなければいけないというルールがあったらしい。


この日、私は短パンを履いていて、それを知らなかった。


仕方なく妻の実家に帰り、着替えてから出直した。あの時は少し焦ったが、今となっては笑い話だ。


長い道のりだったが、ついに手続きが完了した。


結婚届の用紙の作成に154万2千ドン(約7700円)、ラミネート加工に2万7千ドン(約135円)かかった。


たくさんの書類と費用、そしてちょっとしたハプニングを乗り越えて、私たちは晴れて夫婦になった。


文化も言葉も違う二人だけれど、こうしてひとつ屋根の下で一緒に生きていけることが本当に嬉しい。


手続きは大変だったけれど、それ以上に大切なものを手に入れた。


ベトナムでの結婚生活を経て、私たちは今、日本で暮らしている。



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