これから
「たかにゃん!ウチね、名前考えたの!弁天様1号、2号じゃ、萎えるじゃんw。初号機ってのもカッコよくていいと思ったんだけどぉ。」
「いや!絶対にやめてください!」
「wwwそー言うと思った〜!
ウチの名前ね、
神代 天!かみしろ てん!」
「神の代わりの、(弁財)天?」
「そーそー!べん(財天)じゃあ、響きがさ〜w」
確かに。www
「だから、天ちゃんて呼んでね〜」
「いきなり、呼び方変えるのハードル高いんですけど。」
「後、敬語も禁止ね〜もう、ウチ人間だから」
「えぇぇぇ!いきなりすぎませんか。まあ、善処します。」
そんなこんなで…。
弁天様…あ、天ちゃんに祠の仕事と注意事項諸々を教えて、俺も学校に通うために都会へ。
「何かあったら、連絡下さいね。」
「何もなくても連絡する〜。」
「あ…はい。平日はあっちで暮らしますが、週末には戻りますから。」
「学生生活楽しいよ〜!楽しんできてね〜!」
「いや、勉強しに行くんですって汗。」
「大丈夫!ウチがしっかり管理するから!大船に乗ったつもりでいなさいよぉ。」
いや、それが若干心配なんです…。
「天ちゃん。よろしくお願いします!行ってきます!」
俺は祠を後にし、駅へと向かった。
初めてここを通った時は、こんな未来があるなんて考えられなかった。そもそも、未来なんか断とうとしてこの地に来たわけだし…。
今も、未来の明かりが見えているわけじゃあない。暗闇の中、明かりは自分の心の中にある命の灯だけ。
正解か不正解かなんてわからない。
でも、帰る場所を見つけたから。
弁天様を守るという事は、折れてない。
これからも、ずっと。
だから、進もう。
桜吹雪の中、俺は顔を上げて駅へと歩いていく。




