主従契約
でも、さっきのブブッてのはエラーがあったから
鳴ったのかもしれないな、もう一回ポチっと。
すると、ようやく権限が表示される。
『カシュー』【権限:ホスト】
オブジェクトの 配置 〇
操作許可 移動 〇
撤去 〇
操作 〇
ガーデン内での アイテム 〇
各使用許可 魔法 〇
戦技 〇
アビリティ 〇
ガーデン内での 【権限:ホスト】の為、無制限
画面移動
フレンド以外の 許可しない
ガーデンへの入
場
ガーデン内での 許可しない
戦闘行為
おおう、なんかズラッと出てきた
これ以外にも幾つか項目がある
各権限はタップすると、変更可能なようだ。
「〇が×に変わったり、『許可しない』が『条件付き許可』や『許可』になったり
結構色々変えられるな」
『私の権限の方も確認していただけますか?』
「分かりました、ちょっと待ってて下さい」
えーと、『宿命の子 ナヴィ』の欄をタップ!
『ナヴィ』【権限: 】
……権限が空欄? その他の許可やら何やらも
表示されていない。
「これじゃ、許可するもなにも出来ないじゃん……」
『そうですね。少しだけ、予感していました』
チュートリアルさんはヤレヤレといった溜息をつく
そして、こちらに向き直り頭を下げる。
「えっ何?」
『カシュー、私を探索へ……外の世界へと連れて行って下さい! 直接的な戦力にはなれませんが……私の、この知識をもって『チュートリアルさん』として役に立って見せます! だからどうか──!』
「もちろん、はじめからそのつもりですよ? 俺は、チュートリアルさんがいないと、この世界のこと、何にもしらないワケだし。居て貰わないと、正直困ります」
『──っ!』
チュートリアルさんは、ほんの少しの間、呆けていたが
気を取り直して、悪戯っぽい笑みを浮かべて手を差し出してくる。
『よろしくお願いします、主人!』
──ははっ、主人と来たか。
俺は握手を返し、微笑み返す。
「こちらこそ、よろしく。ナヴィ」
『チュートリアルさんでお願いします♪』
えー、どういう訳か、気に入っちゃったみたい……。




