自虐チュートリアルさん
『いいえ、言うなれば私が一番酷いのかもしれません』
そんな風には見えないんだけどな……
『先程まで話した内容に出てきた私の機能を、覚えていますでしょうか?』
「えーと、精神を相手と接続……後はガルムを生み出してたかな?」
『はい、そうですね』
チュートリアルさんは短く返事をし
その後の言葉を続ける。
『私の能力は、それだけです。庭園管理人工知能にもかかわらず』
確か、庭園管理人工知能は、ガーデン内で植物とかを育てて
ガーデンエナジーを作り出す役割だったよな?
「えっと、それって庭園の仕事が出来ないって事?」
『はい。ガーデンの管理における機能が丸々消えて……いえ、そもそも搭載されていなかったようです。厳密に言えば、学習をすれば動作は再現可能でしょう。しかし、このガーデンにかかわる為の権限すら与えられていません』
管理人が管理させて貰えないってマジ?
『権限が無いため、私はここから出ることも叶いませんし、ここで何かを為すことも出来ません、カシューやガルムにアクセスしていなければ、外の世界を目にすることも無かった。その上、私……と、ガルムもですが、ガーデンエナジーを消費してその存在を保っています。つまり、私は能無しの穀潰し、というわけです!』
うわぁ、自虐が極まりすぎてヤバい顔になっちゃってるよ……。
「ガーデンエナジーって、『女王アンの庭園』から拝借してるんじゃなかったっけ? ということは、ガーデンの作業は要らないんじゃないかな? どうやら大きいガーデンの様だし」
『そうですね。当初のまま運用出来ていれば、私という存在は、いてもいなくても変わりありませんでした。ですが、私達の暴走が『女王アンの庭園』の管理に連なる者の耳目に入ったのでしょう。それからの展開はとても早かった。すぐにこのガーデンの位置を特定し、ガーデンエナジーの供給経路を遮断されました。ですので……』
「このガーデンは消滅するって事か」
『私の台詞を取らないでいただけますか?』
タイトル被ってたので修正しました。




