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SEVENS GARDEN  作者: 天華L
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俺も暴走してるって事?


 チュートリアルさん(仮)が話してくれた内容を


 ──要約するとこうだ!



 ガーデンが誕生すると『宿命の子』と呼ばれる

ガーデンと紐付けられた生物が同時に産み落とされる。


 これはヒトや動物や虫など、どんな生物でも良いらしいが

無機物は無いそうだ。


 この名無しガーデンで言うと、宿命の子は俺だな。


 宿命の子はガーデンを広くするため、他のガーデンを取り込んだり

攻め滅ぼしたり、なんやかんやして『ガーデンコア』って言われる

エネルギータンクの容量を増やす為に奔走するという

本能染みた行動パターンが刷り込まれているそうな。



 宿命の子が産まれると、次に『庭園管理人工知能』が生成される。


 このガーデンだと、チュートリアルさん(仮)にあたる。


 庭園管理人工知能は、庭園内の構造物の管理

家畜や作物、植物などを育てると生産される

『ガーデンエナジー』と呼ばれるガーデンの維持や

ガーデンの機能を使用する為の燃料(・・)を作り出す存在として

設定されているらしい。


 要するに、庭園の管理人だな。



 庭園管理人工知能は創られてすぐに『守護獣』と呼ばれる

ガーディアン(・・・・・・)を生成する。


 このガーデンで言うと……ガルムになるらしい。


 守護獣は文字通り、庭園の守護を担っていて、他ガーデンからの

侵略に対抗するための防衛設備という事のようだ。


 ──滅茶苦茶追いかけ回されてたけどな。




 そして、このガーデンは今、それら全機能が暴走しているらしい。


「んー? という事は……俺も暴走してるって事?」


 自覚は無い。


 行動パターンがおかしいと言われれば、否定できないが。


「本当に暴走してる? 自分では、実感ないけど……」


『はい、しています(・・・・・)。とは言え、暴れ回るという様な状況ではなく、不具合により本来行われるハズの機能、行動がなされていない状態を指しています』

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