情報山盛、問題山積
『ところでカシュー、外の世界はいかがでしたか?』
外の世界? ガーディアの街とか? それともフィールド?
「それって、この『ガーデン』って事?」
チュートリアルさん(仮)はゆっくりと首を横に振る。
『正確には違います。あなたが活動していたガーデンは『女王アンの庭園』と呼ばれる惑星級ガーデンです。そして今、わたしたちが立っているこの場所は産まれて間もない破片級ガーデン、名前はまだ有りません』
ああ、やっぱり違う場所なんだ。
『そして、加えるならば、このガーデンは近い将来、消滅します』
うんうん、消滅するんだ……
「──はい? 何て?」
『このガーデンは近い将来、消滅します』
「何で!? 俺に関係ありそうなガーデンが、消滅!?」
万能肥料のフレーバーテキストにあった『マイガーデン』かと
思ってたんだけど、消滅すんの!?
『はい、このガーデンは不正に創造されたガーデンで、かつてレディアンズガーデンに存在した都市で活動していた、異端の魔術師『マリナ・アンブロシア』により、同ガーデンのガーデンエナジーを流用し、都市に住むすべての生命を対価に、ガーデンコアの創造が試みられました。しかし、構造的に不安定であったためか長らく起動せず、放置の憂き目にあっていました。しかし、先日の地震により、偶発的に起動に成功したようです』
待って待って! 情報量多いって!
『しかし、その起動も不完全だった為か──』
まだあんのかよ!?
『不具合が生じてしまいました』
「それで消滅?」
『いえ、遠因ではありますが、直接的な原因では有りません。続けますね』
これ以上口を挟むと、長引きそうだな……大人しく聞くか。
『その不具合というのが『宿命の子』『庭園管理人工知能』『守護獣』の暴走です』
ワードも分からんし、暴走って物騒だな……。




