森の遺跡へ
「そちらはよろしく頼む、くれぐれも気を付けてくれよ? ライアス」
「上手くやるさ、任せておけ。それよりもあの場所で、何が起きたか詳しく教えてくれよ? 本来なら、皆識りたい気持ちがあるんじゃ」
「分かっているさ」
これは、クジ引きとかでチーム分けしてないだろうな?
どう考えても『仕方なく』陽動チームに行ってる気がする。
とは言え、俺の安全がかかっているんだから
心情的にもロールプレイ的にも、頭を下げておく。
「よろしくお願いします」
ライアスは力強く頷いてから、こちらにも用心を求める。
「そちらも、何があるか分からん。お主も気を付けるんじゃぞ」
「はい、ありがとうございます!」
それから、別動隊の面々とひと言かわしてから分かれる。
「さて、これから我々はそこに見えている『森の遺跡』へと向かう。皆、準備は良いかい?」
「もっちろん、バッチリ」
「準備は出来てます」
間髪入れずに答えるメーヴェとネレイド。
多分、ルートの安全は確認済みだから、ウキウキが強いんだろうな。
というか、GSってノリ軽めだよな……
「カシューも良いかい?」
「ああ」
すると遺跡の方から戦闘音が聞こえてくる。
──イベントだから分かりやすく聞こえる様にしてるんだろうけど
遺跡からまだ、結構離れてるんだけどな?
「それでは、我々も進もう。メーヴェは後方警戒、ネレイドは側面警戒、カシューも出来れば周辺を見ていてくれ」
「分かった、『偵察』スキルなら、力量関係ないから、役に立てるはず」
道中何事もなく俺たちは、遺跡へと足を踏み入れていく。




