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SEVENS GARDEN  作者: 天華L


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ベースキャンプ


 ようやく辿り着いた、遺跡から少し離れた場所にある

(ひら)けたスペース。


 ここをGSの面々はベースキャンプ地にしていたらしい。


「この場所なら、ガルムやその他のモンスターはやってこない、ここで一先ず野営をしたいと思う」


 チェックポイントの更新か、と言うことは戦闘があるって事か?


「分かった」


 俺は頷く。


 すると辺りが、昼から夕、そして夜に変わる。




 なるほどね、キャンプでイベントか

これでメンバーとの親睦を深め……


 ──スタークとマブダチになる未来しか見えない。


 とりあえず、誰かに話しかけてみるか。


「言うてコミュ強とは、ほど遠いからなぁ俺……ん?」


 アリアドネが明らかに落ち込んでる空気を放ってるな。


「どうしました? アリアドネ……さん?」


 アリアドネがこちらを向く。


「記憶喪失、ウサギ(・・・)持ってない?」


「ウサギ?」


 と言うか、『記憶喪失』呼びかよ笑


 ウサギって言ったって、あるのはクニクルの肉くらいのもんだけど

ウサギその物を必要としてた場合、ノータイムで

死体を差し出してくるサイコパスだと思われかねんぞ。


「ウサギって、肉?」


 アリアドネは頷いて答えてくれる。


「そう、ウサギ食べる」


 良かった、大丈夫そうだ。


「じゃあ、どうぞ」



 ──クニクルの肉を渡した。



「ありがとう、記憶喪失」


 アリアドネは小走りでネレイドの元へ向かう。


「いや、子供か」


 ネレイドはアリアドネがウサギ肉を手に駆けてきたものだから

小さく悲鳴を上げる。


「どうしたの!? ソレ!」

「記憶喪失に貰った」


 野良猫を拾ってきた子と、母の図。


 ネレイドが遠くから会釈をするので、反射的に会釈を返す。


「喜んでもらえたのかな? さて、次は誰に……」


「ここに居たのか、カシュー」


 ……出たな! スタークっ!

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