静けさの森
ついに新エリアに突入したが、『森』か……
──非常にいやな予感が漂ってまいりました。
安らぎの丘のポイズンバタフライ戦でさえ
パーティーの有り難みを
噛み締めに噛み締めまくったくらいなのに……森かよ。
もう祈るしかない、超リアルなのは
ヤツだけでありますように!
「カシュー、ここからは多少歯応えのある相手が出現する。気を引き締めていこう」
俺は無言で頷く。
「なぁに? カシュー君、緊張してるの?」
メーヴェが揶揄ってくるが
そうじゃない、そうじゃないんだ!
「いや、動物とかモンスターは良いんだ……ただ、アレが」
「アレって……?」
メーヴェが首を傾げる。
「む……」
「む?」
ますます困惑するメーヴェ。
「虫。デカくてリアルなヤツ」
「あー……」
「あー……」
「あー……」
スタークとメーヴェとネレイドが声を揃える。
「確かに、アレは気持ちいいモノでは無いね」
「近寄られる前に仕留めるのがコツよ」
「後衛職で良かったと思う瞬間ですね」
ライアスがゲンナリした表情で溜息をつく。
「お主ら、そんな事を思ってたのか……」
「えー? 何で~? 虫、可愛いよ?」
「別に普通」
GSメンバーでも意見は半々か……彼らにとっては
ファンタジーとかじゃなくて
日常的にいる種類としての『嫌悪感』っぽいな。
「カシュー残念だけど、この森には」
聞きたくなーーーーーい!!




