お買い物
報酬の1000Cを握りしめ、初めてのお買い物へ。
♬ ~(音楽)
ゲームの演出でもないのに
脳内で一瞬、某メロディが流れたわ……
「よく来たな! ここは武具を売っている店だ!」
武具! 随分と間口が広いな……
どれどれ……まずは武器を見るか
・ショートソード
・アクス
・ナイフ
・ショートボウ
・ウッドスタッフ
なんだろう、やけにふんわりした名前が多いな。
防具はどんな感じ?
・クロースアーマー
・レザーアーマー
・クローク
も〜っとふんわりしてたー!
「何だこれ……」
「品揃えに不満か? そうガッカリしなさんな品質は保証するぜ! それに大きい声じゃ言えねえんだが、親方曰く別の用途の為に作ってるらしいぜ」
「別の用途?」
店員は大きく頷く。
「そう、兄さん『鍛治』はやるかい?」
「いや、やった事はまだ無いけど」
「そうかい、もし『鍛治』をやるような事があれば、きっとこの店に足繁く通うことになるさ」
なんだろう? 鍛治の素材にでもなるのかな?
ギガにでも後で聞いてみよ。
とりあえず、武器と体装備しかないんじゃ
無難そうなショートソードとクロースアーマーにしとくか?
でもショートボウも良いんだよな……序盤の遠距離攻撃って鬼強な事あるし。
「クロースアーマーとショート……」
「ショート……?」
「ボウ! ください」
「クロースアーマーは400C、ショートボウは500Cだ。それで良いかい?」
「はい、お願いします」
「毎度あり!」
俺は店を出て、早速インベントリを開く。
「お! あるある、それじゃあ装備して……っと。思ったよりステータス上がるもんだな」
これならゴブリンなんて余裕じゃね?(フラグ)




