表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
SEVENS GARDEN  作者: 天華L


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

319/375

ぽーいってするだけ


 ──ピロリロリロリン♪


「チュートリアルさん、お茶目が過ぎますよ?」


 一瞬ピクっとしてしまった自分が悔しい……。


 今度こそ引き出しオープン!


「これは、緑色の玉? イベントアイテム無償ゲットか?」


 ──『緑色の玉』を手に入れました。


 緑色の玉を手に取ると4体の『彷徨える人々』が

こちらを囲む様に湧いて出る。


「うわ、ちょっと多いし、引き撃ちしづらいポジション、きっついわ」


 ──ここはヒールポーションを使いましょう。


「まさか、ゲームで良くあるあれ?」


 ──はい、因みにSEVENS GARDENもゲーム(・・・)です。


 いや、そうだけど……。


 自分以外にアイテムやスキルを使う

ハードルが高いんだよな七庭。


 ──そこは何とか工夫して下さい。


何とか(・・・)! AIから飛び出た言葉とは思えないわ」


 どうすっか……弓、短剣、杖で

どうやって敵にぶつけるか?

矢に括り付ける用の紐があれば……某狩猟ゲーみたく

いや、霊体にヒットしても瓶は砕けないか。


 そういや『格闘技の指南』ってもってたよな

素手攻撃と見せかけて、有耶無耶なうちに

ポーション引っ掛ける戦法なんてどうだろう?


 ここまで考えて思ったけど

軽歩兵(レンジャー)のアイテムスロー有能すぎんか?


 ぽーいって投げれば良いんだから

ぽーい……ん? 閃いた!


 俺は武器を解除して、手にはヒールポーション。


カシュー:

戦技(アーツ)発動! 『曲射砲(ハウイツァー)

→彷徨える人々:種族特効!


「やっぱり出せた! 射撃技(・・・)だったから、行けると思ったんだよ!」


 クールタイムがあるから連発出来ないけど

というか先の戦闘後、回復してないから

そもそもAP残り少ないんですけどねー。


 ──これは、完全に準備不足ですね。


 うるさいよ、完全にその通りだよ。


 しかしヒールポーション戦法が(こう)(そう)して

1体の人々(・・)が消え去る。


 ……1体とは一体。


 くだらない事を考えながらも俺は

状況を有利にするため

人々を倒して切り開いた進路を駆ける。


「これで距離を取って! ぐっ! ダークボルトか」


 1発もらったが、何とか包囲網は抜ける。


「今度はインベントリからコンポジを取り出して通常攻撃! からの〜、クイックショット!」


 やっぱり簡易ダブルショット気持ちいい〜

コスパも良いし。

 ここからは引き撃ちとヒールポーション曲射砲(ハウイツァー)とコレで切り抜けよう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ