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SEVENS GARDEN  作者: 天華L


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219/375

なーるほど ざ


 こんなのソロでいける訳ねーだろ!


「まったくギガの奴っ! ……ん?」


 なんでデスポーンしないんだ?


「ふむ、合格とは言うのは(はばか)られるが、まあ……確かに宿命の子の能力(ちから)は有しているようだな」


 あー、なるほど……これ負けイベ(・・・・)か。


「それを試して、どうするんだ?」


「なに、たいした話では無い。カシュー、我々と取引をしないか?」


「取引?」


 ガリアンは頷き、話を続ける。


「流れから察したとは思うが、そちらのガーデンについて、(おおむ)ね調べはついている。グロリアススターの報告とも合わせて、カシューが宿命の子であり、その出自は非正規の手法で作られたガーデン。さらにそのガーデンには不具合が生じており、ガーデンエナジーが不足すると消滅してしまう。あたりまでは把握している」


「えー、GSも監視者(ウォッチドッグス)なのかよ……」


「うん? いやいや、彼等は一介の冒険者に過ぎんよ、現地調査を(おこな)ってもらい、構造や周辺環境を調べてもらっただけだ。その他は我々の独自調査により判明した……という感じだな」


「これは、ほぼ全部ですねぇ……それで、何をお望みで?」


女王アン(レイジーアン)が機能を停止していることは、聞いていると思う」


「まあ、つい先日聞いたばかりなので」


「そうだったな。『女王アンの庭園(レディアンズガーデン)』は『惑星(プラネット)級』ガーデンであり、そこに住まう動植物により絶えずガーデンエナジーが生成されている。しかしながら、庭園管理人工知能(レイジーアン)の影響は確実に出ており、生成されるガーデンエナジーの量は年々減少の一途を辿っている。このままでは、いずれそちらのガーデンの様に消滅はしなくとも、そこらにある廃ガーデン(・・・・・)の様になるだろう。ということでだ。彼女を目覚めさせて欲しい、もしくは──」


「はいぃ!? 何がという事だよ! 監視者(ウォッチドッグス)だってトライした上で、無理だったんじゃないの? 無理無理無理無理!」


「うるさいやつだな、話は最後まで聞け。もしくは彼女を殺して(・・・)やってくれ」


「んんん!??? 余計に訳が分からんわっ! そんなことしたら滅亡(・・)待った無しだろ! それに確か『不死』って言ってたよねぇ!?」


「ああ、彼女たちは基本的には死なない(・・・・)、1つの例外を除けば、な」

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