虫捕り、やっちゃう?
「ところで、ギガって虫捕りやってないの?」
「うん、だって経験効率良くないって言うし、スキル覚えるための条件満たさずにレベルも上がっちゃうし。金策にはなるけど、旨味少ないなぁって感じだね」
言われてみればそうだよな
とはいえ……このエリアにはソレしかないわけだし
やるしか無いよな?
「オレはやるぜ」
「マジか、カシュー君」
俺はインベントリから『虫あみ』を取り出して構える。
──ゴクリ。
『虫捕りをする』を選択する。
すると採虫ポイントの周辺に
光のパーティクルが舞い始める。
──採虫ポイントの周辺に浮かんでいる
光の球体を、虫あみで捕獲すると
虫系アイテムの抽選に入ります。
「え〜、ガチャかよ……ムリかも」
「あー、採取と違って形で選べないんだ」
「んだ。でも、オレはやるぜ。そーれっ」
『エメラルド スティンクバグ』
──を手に入れました。
「それってカメムシ? 色といい形といい」
「スティンクバグって、確かカメムシだった気がする。でも、エメラルドって冠しているから、一応高価なのかな? えーっと、フレーバーテキストは……」
『エメラルド スティンクバグ』
エメラルドのような色合いのカメムシ
その臭いは強烈で、臭気に触れたものを
失神させる事もある。
「ダメだ、エメラルドのような色合いって書いてあるわ。すっごい臭いみたいだな」
「それはいらないね……で、経験値の方は?」
ドン引きしてるギガは、一縷の望みを
経験値に見出そうとして聞いてくるが
「すっごい、しょっぱかったわ」
「隠しエリアでハズレを引くのも中々『乙』なものだね」
「──そんな訳あるか! ええい、もう一度だ!」
その後、回数制限が来るまで
俺は虫捕りを続けた。




