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SEVENS GARDEN  作者: 天華L


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20/375

いざ、七庭へ


 真新しいメンバーカードを提示して部屋を借りる。


「ウチのお店は、8台のフルダイブ筐体があってぇ、それぞれ同じ間取りの個室になってるわ、今は1番、3番、5番が埋まってるけど、それ以外ならどこでも大丈夫よぉ」


 3番は朋美だったな、あいつの鬼気迫る叫び声聞いたら

縮み上がる自信がある! 離れた部屋にしよう。


「あ、因みに防音はバッチリよ」


 ちょっと、心読まないでください。


「じゃあ8番でお願いします」


「8番ね、分かったわ」


 ママは俺からカードを預かり、端末に差し込む

そのメンバーカードと引き換えに

大きく『8』と書いてある黒いカードキーを渡される。


「喫茶スペース隅の下り階段からフルダイブ部屋スペースに降りられるわ。何処が何番の部屋かはひと目でわかるハズよォ」


「分かりました」


 カードキーとマイヘッドセットを手に、階段を降りていく。




 「うん、これは1発でわかる」


 階段を一番下まで降りると廊下が一直線に通っており

その左右それぞれに4部屋ずつ、扉にはカードキーと同じデザインで

大きく数字が書いてある。


 それから……突き当たりはトイレっぽいな。


 これだけシンプル構造なら、迷うほうが難しいな。


 俺はカードキーを使って、8番の部屋に入る。


 レイアウト的にはオーソドックスなスタイルと思われる

部屋の半分にフルダイブ筐体

家電量販店で使ったのと似たような筐体だ

部屋はグレーで統一され、ちょっとしたテーブルと荷物用ロッカー等など

ひと通り揃ってる感じだな。


 壁に張り紙があるな、なになに?


フロントへの通話はインターフォンで出来るわ(はぁと)

空調と照明の調整は、その隣のつまみで調節してちょうだい(はぁと)


 ……いや、クドい。


 とりあえず少し寒いので、温度を微妙にあげる

照明は薄暗い方が良いかな? 適当に操作してから

俺はSEVENS GARDENのソフトとマイヘッドセットを

手にフルダイブ筐体へと歩み寄る。


「えーと、マイヘッドセットを有線で繋いで、SEVENS GARDENのカートリッジをここに……ん?」


 ─INSERT CARDKEY─


 カードキー使うんかい!! ロッカーに入れちゃったよ

取ってこなくちゃ。


 ──これで、良し。


 フルダイブ筐体に腰を下ろし、ログイン操作を始める。


 つい先日ぶりだけど、オラ、ワクワクすっぞ!

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