守護獣とは……?
余計な事はせずに守護獣の前までやってきた。
「守護獣とは一体……、コレもう『虫』じゃん?」
俺の目の前には『ポイズンバタフライ』の姿がある。
何かと因縁のある相手だが
フィールドではデフォルメされているので
恐怖はない。
おそらくカード演出でも巨大な感じには
ならないだろうし、一先ず安心して良いだろう。
「って言うか、コイツの属性黄色なの? 色分けの基準が分からん」
「たーしかに。適当なんじゃね? ほかにも、んん? ってのあるし」
「そうなのか。とりあえず手札にはグラニオンあるし、牙アミュも2枚目回ってきた。やるか!」
俺は植物カードを使い、ポイズンバタフライに
突撃する。
バトルシーンでグラニオンを選択
さらに狼牙のアミュレットを使用!
自分と相手のカードが宙に浮かび上がる。
「……、思ってたよりはデカいな。でもまだ大丈夫だ。やれ! グラニオン」
属性チェック! よし、有利とってる
属性補正、アミュレットの補正込の数値になる!
──激突!
当然、勝利!
「やっーてやったぜ! 見たか!」
勝利のファンファーレと共に確定ドロップが出る。
──『カードパック 安らぎの地』を手に入れました。
「おっ! 確定ドロップはカードパックか!」
「えっ? 嘘? 俺やった時は『ポイズンバタフライ』のカード1枚だけだったけど?」
ギガが驚いて俺の端末をのぞき込む。
「マジだ。修正入ったのかな?」
まさか、俺の悲しい泥運のせいで
こんな所に修正入ったんじゃなかろうな……?




