メリルがウザい件について
究極のシスコン現る。
「ちょっとお姉ちゃん! 聞いてる? それでね? テットってば酷いんだよ?」
何ですかねぇ。
こちらに連れて来てからこの子私の側を離れようとしませんね?いや、ずっとでもないですが、手が空くとすぐ現れます。流石コミ障。誰も相手してくれませんか?
あ、この子はメリル。私の義理妹です。
実はキルトさんの治療を施してもらうためにカスバールからサウジスカルに来てもらってるんですけど・・・。
「ただいまティファ!メリルも居たんだね?」
「居たよ!悪いか!いちゃ悪いのか!」
ドゲシ!
「痛い! お姉ちゃん痛い! 相変わらず野蛮! 野蛮の国の住人め!」
「ハイトさんに失礼な口聞かないで下さい。貴女いつの間にそんな口が悪くなったんです? 前は一応、家族以外には敬語使ってたでしょう?」
「ああ!私1分くらいしか敬語保たないもん。だったら最初から使わない方がいいかなって思い直した。相手が驚くんだもん」
私が言うのもなんですが、貴女ちょっとは、ちゃんとした方がいいと思いますよ?幼い子供じゃないんですからね?
「別に僕は構わないよ? ティファ」
ん?なんですかハイトさん?
手招きして。まだオヤツはありませんよ?
チュッ
「・・・・・・んなぁ!!」
ハイトさんーーー!!何故メリルの前で?わ、わ、私ちょっとこれは流石に恥ずかしいですが?
「ティファ疲れたぁ。僕ティファに癒されたい。癒してティファ」
「は、は、は、ハイトさん?」
お、おかしいです!
ハイトさん普段なら、こんな風に人前で触って来ません!
何故いきなり?いきなりのイチャイチャタイム?ひぇ!
「ちょっと! 人前でイチャイチャしないで! お姉ちゃん離れて!!」
「えー?だってティファは僕の恋人だし、もうすぐ結婚式だよ?皆その事、知ってるんだからいいでしょ?」
そうですが! そうなんですが!これはおかしいですよ?
後、そんなチュッチュッしないで下さい!そ、そんな・・・・・プシューッ・・・・。
「ほら! お姉ちゃん困ってるでしょ!ハイトさんお姉ちゃんから離れてよ!」
「え?ヤダ。僕達今からもっとイチャイチャするからメリルが席を外してよ」
「んなぁ!! 嫌! それ以上お姉ちゃんにベタベタ触らないで!ムキィーーーー!!!」
ん? メリル? なんですそれ。
「ハイトさんはこれからずーーーとお姉ちゃんと一緒に居られるんだから、今くらい私にお姉ちゃんを譲ってくれてもいいでしょ!狡い!」
「やっと本音を言ったね?ティファ、メリルが構って欲しいみたいだよ?離れ離れで寂しかったみたいだね」
え?そうなんですか?それはそれは。
「そうなんですか? メリルが? 気持ち悪いですね?」
「何よーーー!! お姉ちゃんの阿呆!ボケボケボケーーーー人でなしーーー!!」
全く煩いですねぇ。なんなんですかねぇ?
調剤中は近寄るだけでキレる癖に、都合のいい時だけ甘えるとか、本当に舐めていますねぇ。
ハイハイ。ギューーーーーよしよし。
「ムフフ!」
「・・・・・・・そんなに寂しかったんです?私に会えなくて」
「は!誰が!別にそんなんじゃないもん!勘違いしないでね?まぁお姉ちゃん、そそっかしいから心配はしてたけど?なんならこのまま一緒にカスバールに帰ってもいいんだよ?私偉いから贅沢させてあげられるよ?」
「歪んでるッス。メリル様・・・とことん歪みきってるッス。なんでティファさんに対する態度のみ、そんなツンデレ仕様ッスか?狂気すら感じるッス!」
そうなんですか?
メリルは昔からこんな感じですよ?気分屋なんです。
メリルに付いてる護衛の方もさぞ苦労されてるでしょうね?・・・・この子、鬱陶しいでしょう?存在が。
「あははは! 駄目だよメリル?僕そんな事されたら手段を選ばないからね?偶に会うくらいで我慢しないと、僕とデズロ様本気出しちゃうからね?」
笑顔ーーー!! ハイトさん笑顔怖いです!
そしてメリル、なんでそんなにしがみついて来るんですか?
鬱陶しいからそろそろ離れて下さい。晩御飯の仕込みしないと。貴女ここに来てから、ずーーーとその調子ですね?皆さん呆れてます。いい大人が恥ずかしいですよ?
「お姉ちゃん。男と結婚しても碌な事ないよ?別にわざわざ結婚しなくても生活に困らないんでしょ?こき使われるだけだよ?お姉ちゃんの料理が目当てなんだよ?私の方がお姉ちゃんの事ちゃんと養えるよ?」
「 メリル。ウザいです」
「酷い!! 辛辣! もっと優しく接してよ! なんなのもう!!」
いや、それはこちらのセリフですよ。貴女私のなんなんですかねぇ?何故そんなにも必死にハイトさんと競い合ってるんです?意味不明ですね。
「メリル?養うとかどうとかではないんですよー?私ハイトさんが・・・・す、好き・・・なんです。だから結婚するんですよ?何か誤解してません?」
「ヤダー!お姉ちゃんが誰かを好きになるとかイヤー!!お、男の人にベタベタされるとか本当許し難い!!私のお姉ちゃんなのにぃー!!」
「え?気持ち悪!」
「びぇえええええええ!! お姉ちゃんの馬鹿ぁ!!」
駄目ですねこれは。
後でお父さんになんとかしてもらいましょう。本当うちの家族って扱いにくいです。
「・・・・・申し訳ないッス。ウチの魔術師様変人なんッスよ」
「ああ?大丈夫。変人の扱いには慣れてる。いざとなったらカスバールごと潰すから問題ないよ?」
「笑顔で言い切ったッスね!!国際問題勃発ッスか? ちょっと勘弁してもらいたいッス!」
せっかくハイトさんが帰って来たのに、ゆっくり出来ないじゃないですかぁー。ん?でもハイトさん何故か笑顔。嬉しそうですね?なんでしょう?
「メリル。いい加減諦めたら?僕には敵わないよ?」
「イギギギ!! 腹立つなぁ! 私もここで暮らそうかなぁ。そんでずっと二人の邪魔してやる!」
ドゴスッ!
「痛い!! 何度も何度もチョプかまさないで! 私の素晴らしい頭脳が破壊されたらどうするのよ! お姉ちゃん!!」
「破壊されたら少しはその性格も中和されるのでは?試してみます?」
「びぇえええええええ!!酷い! やっぱお姉ちゃんなんか嫌い!!」
・・・・・・うーん。私メリルの事別に嫌いじゃないんですけど。言ってもいいですかねぇ?ポンッ。
「メリル。存在がウザいからもう帰りません?出口はあちらですよ?」
「いや!やっぱこの姉妹どっちもどっちッスね!お姉様も中々の性格でいらっしゃる!!」
ハイトさんが許しても、私はメリル甘やかしませんよ?
誰ですか?こんなになるまでメリルを甘やかしていたのは?
駄目な大人の見本みたいなの、作らないで頂けます?




