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*お犬様〜から*デートしよう!

お犬様14話後ぐらいのエピソード

「ずっと疑問に思ってたんだけどよ?なんでハイト、デズロ様の妨害に合わないんだ?」


「・・・ギャド様。僕職務中なので邪魔しないでくれますかね?」


「だから、手伝ってやってんだろ!!追い出さすなよ!」


え?手伝ってんの?邪魔してんじゃなくて?

・・・なんてね。まぁ猫の手ぐらいにはなりますよ。


「暇だからって日替わりで僕達の職務室に顔出すのやめてよ。僕達が怒られるんだからね?」


「怒られねぇよ!アイツらただ俺を揶揄って遊んでるだけだからな!!本当に性格が悪い奴等だぜ!!」


いやいや。当たり前だから。

お前がおかしいから。


早く宮廷から外に出れるといいね?

まぁ、それでも、もうレインハートなのは変わらないですけど。


「それで?デズロ様の事?そうだね、それはティファだからじゃないの?」


「は?何だそれ?」


「デズロ様。ティファに嫌われるのが嫌なんだよ。もし、デズロ様に妨害されたとして、僕が黙ってやられるだけだと、ギャドは思ってるの?」


「・・・・・確実に報復行動に移るな?しかも、お前倍返しするな?」


そうだね。まぁ相手はティファの父親だから、そんな酷いことはしないと思います。


せいぜいデズロ様の黒歴史をティファに包み隠さず暴露してやるくらいでしょうかね?


「おまっ!お前悪い顔してんな・・・・そうか。成る程。ある意味ティファの相手がお前で良かったかもな。お前じゃなきゃ務まらない役目だ」


「そりゃどうも。あ、もう終わり?」


「以前自分がやってた仕事だからな。他の仕事よりは早いだろ?お前明日休みだろ?今日は早めに帰ってティファといてやれよ」


珍しくギャドが気を使ってますね?

最近のティファの様子を聞いて心配してるんでしょうか?


まぁ、ですよね?

毎日極薄ピザが出てくると聞いた時は流石に僕もちょっとヒヤリとしましたよ。


因みにピザはパリパリでとても美味しかったそうです。

食べたかったなぁ。


「そうだね。そうするよ」


そういえば、この前僕の家にティファが来たみたいなんです。でも、テーブルにハンバーガーだけ置いてあったんですよ。ティファの姿が見当たりませんでした。


・・・・何でだろ。・・・嫌な予感がします。


「あれ?ハイトさんお帰りなさい!お早いんですね?」


「・・・・ただいま。ティファ、その格好は?」


何だか、おめかししてます?

とっても可愛いですけど?


「もしかして、何処かに出掛けるの?」


「はい!ザックさんの所に行こうかと!」


・・・・・・・は?


「でも、この格好で良かったでしょうか?私初めてなので、全然分からなくて・・・・ハイトさん?」


「・・・・おめかしして、その、ザックさんに会いに行くの?今から?一人で?」


「一人じゃないです!イノリさんとキルトさんも行きますよ?お二人はザックさんと幼馴染ですので!」


ごめん。


ちょっと僕、一気に気持ちが急降下しました。

そんな可愛いティファの姿を、僕を通り越して何で他の男が見たりするの?おかしくない?


「あの・・・ハイトさんは・・・お疲れですよね?」


「別に。疲れてないけど?」


あ。いけません。

つい、口調がキツくなってしまいました。

ほら、ティファ驚いてます。我慢、我慢しなければ。


「じゃ、じゃあハイトさん・・今から一緒に出かけませんか?わ、私とデ、デ、デート・・・・しませんか?」


・・・・うん。持ち直しました。気持ち少しだけ上昇しました。ティファとデートとか。良いですね!


「少しだけ待っててくれる?着替えて来る」


「はい!待ってます!!」


完全に元に戻りました。

僕単純。凄い簡単な奴。

でも、ティファが可愛いのが悪い!!


「お待たせ!キルトとイノリは?」


「先に出てもらいました!えへへ!」


これはまた、僕の早とちりっぽいですね?

ちゃんと話しを聞いてみましょうか?


「所で今から何処に行くの?」


「美術館です!どうやらそこにザックさんが作った作品が展示されているらしく観に来て欲しいと誘われまして。ハイトさんナイスタイミングでしたー!ウフー!」


あ、成る程。それで綺麗な格好してたんだね?

本当に僕って駄目ですね。ティファの事になると周りが見えなくなるみたいです。反省しよう。


「ハイトさん・・・手繋いでもいいです?」


「どうぞ?ティファさん?」


これが本当のデートか。

確かにコレと比べたら今迄のはデートと呼べるものではありませんでしたね。アレはただの食料調達でした。


改めて申し訳なく。


でも、こうやってお洒落して手を繋いで歩いていると、とても不思議な気分になります。


なんだか、ティファを独占しているような、そんな・・・。


「あ、建物が見えて来ました。私一度も美術館に来た事ないので、とても楽しみです!カスバールには、そもそも美術館自体ありませんでしたのでー!」


「そっか?じゃあ楽しみだね?」


「はい!ムム?」


やっぱり美術館だから貴族が多くいるよねぇ。

まぁ彼女達のドレスは普段着だからティファは気にする必要はないよ?だからそんなジッと見なくても・・・ん?


キュッ


「行きましょう!ハイトさん!」


「・・・うん。足下気をつけてね?」


・・・・・確かに腕に手を絡めた方が恋人っぽいよね?

・・・・・密着度も増しますしね?

何この子!?可愛い過ぎる!!


そして、なんに対する対抗心ですか?


「あらー?ティファ。今日は恥ずかしがらないのね?」


「おい、イノリ。揶揄うなよ。ティファ、お洒落した甲斐があったな?良かったじゃん」


あーーーコレはティファ。確実に恥ずかしがって暴走しますね?近くにデッキブラシ、無いといいですね。


「・・・・・・はい。やっとお出かけ出来ました・・・・ハイトさんと。嬉しいです」


「「「ーーーーーーー!!?」」」


「・・・・・え?どうしました?皆さん?」


驚愕です。


あの、今すぐ僕の家に、この人持ち帰っていいですか?


「「「今すぐ抱きしめたい!!」」」


ちょっと?ハモらないでくれますかね?

僕以外は許可しませんよ?

特にキルト。お前ぶっ飛ばすよ?

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