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*お犬様〜から*ティファさんリトライ!

揺れる乙女心。

ライバルは自らの料理。

「ムフー!上手く作れましたぁ!」


今日はハイトさんの宮廷のお家に差し入れを持って行きます!ハンバーガーですよ!フレッシュトマトとレタスと玉ねぎ。そして特製ハンバーグにプレーンチーズ重ねてあります!!ムフー!ハイトさん喜んでくれるでしょうか?


「あれ?ティファー!どうしたの?差し入れ?」


「あ!お父さん!はい!最近ハイトさん忙しくてこちらに来れないので差し入れ持って来ました!」


「・・・・ふーん。そうなんだ?」


ありゃ?もしかしてお父さんに持って来たと思いましたか?ありゃりゃ〜?


「お父さんはお年寄りなので、もう少しカロリー控えめなのを今度持ってきます!それまで我慢です!」


「ティファさん!僕そんなお年寄りじゃないよ!!まだまだステーキ何枚でも食べられるんだからね!!やめてよ!」


あり?そうですか?でもこの前は最近は脂身がキツくなってきたとかボヤいてませんでしたか?空耳?


「あ!デズロ様こんな所に!貴方また訳わからないことをラットにやらせてますね?ちょっと来て下さい!今研究所が大変なんですよ!」


「あ。ササラさんこんにちはー!お父さんいってらっしゃい!」


「えーー!!ちょっ!ティファ!!僕まだティファに用事がぁぁあ!」


さて?執務室に寄ったら、やはりハイトさん屋敷に帰っていると教えていただきました。一度寄ってみて、いなかったら誰かに預けましょうか?宮廷の近くにお家があると通うのに便利ですね?


でも、私はあまり会えないので少し寂しいですが。

しょんぼり。


あ、あのお家ですね?


カーン・・・・。


あら?呼鈴鳴らしても出て来ません。

やはりお留守でしょうか?それとも、もしかして・・・。



・・・・・・・。


「スーーーーースーーーーーー」


寝てます。

見事なまでにグッスリと。


お疲れなんですね。・・・・当たり前ですが。


前にも一度ハイトさんの寝顔、見た事がありますが、なんというか・・・寝顔って無防備ですよね?


・・・・・・・悪戯したく、なりますよね?(ニッコリ)


「ペン・・・ペンはどこですか?」


私一度でいいので人のおでこに"肉"って書いてみたかったんです!

今、そのチャンス到来だと思うのです。


あ、大丈夫ですよ?水で流して落ちる奴でちゃんと書きますので!問題はありません!


「えーーーと、この辺りですか?あった・・ぎゃわ!」


「・・・・・何?強盗?」


ハ、ハイトさん!?い、いつの間に?け、気配が全くありませんでした!しかも、寝ぼけてます?


「・・・あれ?夢?ティファがいる・・・」


え?あ?ちょっとハイトさん?わ、わ、わ、わ!!持ち上げられ・・・お?お姫様抱っこ!?うえ?ドサッ!!


「ティファ・・・・一緒に寝る?」


「ハ、ハイトさん?寝ぼけてます?」


これは、かなりお疲れですね・・・目の下のクマが凄いです。あの、本気で転職考えた方がいいかも知れないですよ?私が言うのもなんですが?


「それとも・・・この前の続き、する?」


え。この前の・・・・続き?続き、とは・・・・。


「それとも僕がティファに触っていい?」


にゃーーーーーー!!!やっぱりです!

でも、でもハイトさん一つ聞いてもいいですか?


・・・・完全に、寝ぼけてますよね?ハイトさん?

だって目がまともに開いてません。


「・・・・・・・じゃあ。一緒に寝ます」


「・・・うん。おいで」


ポフン。


うむ。温かいです。そして若干虚しい。


「結局、一緒にお休みもらえませんでしたね?残念です」


まぁでも、今日はこんな近くでハイトさんを眺められたので、よしとしましょう!


「・・・うん。・・・美味しいティファ・・」


「・・・・・・・・」


「もう、僕・・・お腹空いて・・・死に、そう」


なんでしょう。

私の料理を望んでくれる事はとても嬉しいんですよ。


はい。とっても、とっても・・・・。


「チーズ・・・下さい」


ムググググ。


「お肉も、多めで・・・・」


ムキィーーーーーー!


なんでしょう?私今、無性にこの部屋を破壊してしまいたい衝動に駆られてしまいました。


もう今日は宿舎に帰りましょう!!

そして発酵させた生地と棒を用意せねば!


「・・・・・ティファ」


「なんですか!」


「・・・・・・・・・・可愛い」


ムキュゥゥウウウウウウウウウウウ!!!


ああそうですか!ああそうなんですか!


じゃあ今日はおでこにお肉は勘弁してあげます!

もうそのまま朝まで寝てスッキリしてて下さい。はい。


「あれ?ティファやけに早かったんだな?ハイトは・・・・・いや、なんでもないや」


はいはいはいはい!皆さん厨房入らせて下さいね?

ちょっと早いですけれど晩御飯の下拵え始めますからね!


「あーーーー。俺モチモチの生地好きなんだけどなぁ」


「我慢しろ。パリパリはパリパリで美味かったじゃん。しっかしあの二人やっと両想いになったのに、何してんの?」


「最高だよね?流石ティファとハイト!拗れないかなぁ?」


「「やめろ!ずっと生地パリパリになるぞ!」」


ダァン!


さぁ。生地を伸ばしますよ?

思う存分に引き伸ばしてやります。


「せいせいせいせいせいせーーい!!」


恋人。恋人ってなんなんですかねー!?最近の謎です!!

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