interlude
ピンポーン。
「……は?」
二月末。日本とは違って三十日。
まさかの、インターホン。
まあ家だもんなぁ、ついてるよなぁ、そりゃあ。
「あー、はーい、いま出まーす」
外はこわいけど、来られたなら仕方がない。
「どちら様ですかー」
覗き窓なんかないので、チェーンをかけてドアを開ける。大丈夫、死にゃあしないでしょ。
「あー、私はこちらの隣にある国の宰相位を頂いているアラ」
バンッ、
とドアを慌てて閉めた。なんか、貴族っぽいのがいた。え?なんで?
隣に国あるの?住んでるここがどこかの国の中じゃなく?
というか、なんでドア開けた?あんな違和感なく、なんかされてるのか?
「……もう一回開けようか」
精神になんかやられてる感じはあるけど。でも、これ開けないと後々が大変なやつだろうし。
「すぅ……、はぁ。すぅ……、っし」
そおっと、そおっ、と開ける。
「すみません急に閉めて。いや三ヶ月ほど人と一切会ってなくて驚いてしまっ、」
あれ?いないんだけど。
いや開け直すまで五分ぐらいあったしね、怒って帰ったかな?
国に喧嘩売ったと思われて、兵隊とか来なきゃいいけど。
「まあいいや。寝よ寝よ」
やることないし、日記も書いたし。
Q.異世界人になにを思うのか
A.え、なんで閉められたの?




