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あたしが生きている

作者:羽鳥 芽衣
目が覚めた感覚があった。

視界に映った見覚えのない天井。
良くある小説なんかでは、「ここはどこだろう?」なんて下手な台詞があるけど、あたしはわかってたんだ。

ここが病院であること。

きちんと昨夜の出来事はあたしの記憶にある。
目覚めたここが天国でないなら、染みがうっすらついた、もとは真っ白であったろう天井は、間違いなく病院だ。

隣には、泣き崩れた母の姿も、心配そうに見守る父の姿もなくて、ぼんやしとした思考回路のまま、あたしはナースコールも押さずに、再び眠ることにした。
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