【どんぶらこ】美少女が流れてきた件【どんぶらこ】
1:底辺冒険者
(」・ω・)オッス
オラ、底辺冒険者!
無能だから、誰もパーティに入れてくれなくて
というか冒険者登録すら出来てない、ガチ野良冒険者だよ!
無能だと信用ないから生きてくの大変なんだ!
仕方ないからソロで頑張ってるよ!
今日は節約生活するために、自然の食料庫であるダンジョン【緑の楽園】にタンパク質を獲りにきたんだ!
2:底辺冒険者
モンスターの【オオガエル】が沢山取れたから
それ焼きながら、ついでにキャンプしてたんだよね
無能ってことで信用もないから部屋借りれなくてさー
さて、焼きあがったカエルの丸焼きに、焼肉のタレをかけて、さぁかぶりつこう、とした時!!
【緑の楽園】のどの階層とも繋がってて、流れてる大河から、どんぶらこどんぶらこ、と人が流れてきた!!
たまたま、俺のいる方に流れてきたから助けたんだけどさー
これがまたすごい美少女でね
3:底辺冒険者
という報告でした(*^^*)
4:名無しの冒険者
ふむふむ
それで?
5:名無しの冒険者
美少女ねぇ
6:名無しの冒険者
ダンジョンなら、どっかの冒険者かね?
しかも【緑の楽園】って、SSSランクダンジョンじゃん
美少女もだが、無能を自称してるスレ主も凄腕冒険者の可能性あるだろ
7:名無しの冒険者
生きてるの??
その美少女?
8:底辺冒険者
>>7
息してなかったけど
死んだにしては血色良かったから
水吐かせてみたら、息吹き返した
9:名無しの冒険者
じゃ、生者だな
10:底辺冒険者
そして聞いて驚け
なんと、勇者だった件
冒険者用の身分証=ギルドカードみせてもらった
11:名無しの冒険者
マジか
12:名無しの冒険者
なんで、勇者がどんぶらこしてるのwww
13:名無しの冒険者
ひとり、ってことはソロ勇者かな?
14:名無しの冒険者
レア職業じゃねーか
15:名無しの冒険者
それはそうとSSSランクダンジョンの【緑の楽園】を食料庫扱いすなwww
16:名無しの冒険者
>>15
そんなこといったら【オオガエル】なんて、Aランクパーティが三組くらいいてようやく倒せるモンスターじゃねーかwww
それを無能でソロ活動してる奴が倒せるもんじゃねーぞ
17:底辺冒険者
>>16
>無能でソロ活動してる奴が倒せるもんじゃねーぞ
空腹ってのは、人を時に魔王のように強くさせるものなんさ
ちなみに、ダンジョンボスのラミアの蛇部分は美味かった
塩コショウかけて食べた
蛇って鶏肉っぽいと聞いてたし、バイパー食ったこともあるから
つぎラミア倒した時は、酒蒸しにして食べようかな考え中
ちなみに焼肉のタレは最強だぞ
基本、どの肉にも合う
18:名無しの冒険者
>>17
ダンジョンボス食べとるwww
美味しく調理する対象になっとるwww
で、本当のところは?
19:底辺冒険者
>>18
知り合いの考察厨曰く
どうも、無能だからか
食べたモンスターの所持してるスキルを、属性関係なく得られるらしい
ここまで来るのに沢山食べたから
まぁ、その分のスキルを、もう一度書くが属性関係なく所持してる件
20:名無しの冒険者
>>19
>スキルを属性関係なく所持してる件
おいwww
もう無能じゃねーよwww
そういうのは有能っていうんだよwww
21:底辺冒険者
世間的には無能なのよー
冒険者ギルドに登録行った時に無能が判明して
どこにも所属出来てないのよ
ルール上は登録できるはずなんだけど、受付の人達が、毎回うっかり登録ミスっててな
無能ってことは広まってるし、年齢的なこともあって後天的に職業&スキル持ちになるのは不可能って思われてる
そんなわけで、俺は無能なんよ(´;ω;`)
そして無所属なの
22:名無しの冒険者
なるほどな
23:名無しの冒険者
そんなん受付で再鑑定してもらえばいいだけじゃん
24:底辺冒険者
受付さんが受け付けてくれないんよ
やっても無駄だからって、やんわり断られた
それが5回くらい続いたかな
すこし日をあけて、全く別のギルドに再申請に行ったけど、向こうでギルド同士、あるいは職員同士、俺の情報共有してるみたいでさ
ずーっと断られ続けた
で、6回目の時にとうとうとあるギルドのギルドマスターが出てきて
「これ以上ゴネるなら、カスハラとして訴える。
裁判までしてやってもいいけど勝てると思うなよ」
って言われて、再申請というか再鑑定諦めた
以来、ダンジョンに住んで細々生きてるってわけ
25:名無しの冒険者
無能への人権の無さ
噂には聞いてたが、キツイな
26:名無しの冒険者
スレ主の生い立ちはいいから
美少女はなんで川に流れてきたんだ?
27:底辺冒険者
いま、色々話聞いてる
28:底辺冒険者
どうやら、最近流行りのダンジョン配信者らしい
そんなの流行ってるのか、知らんかったわ
半ば世捨て人みたいな生活はするもんじゃねーな
勇者の職業得たってのもあって、話題作りも兼ねて【緑の楽園】の配信実況やってたんだが
なにせ駆け出しってのもあって、三階層でモンスターに負けた
で、川に落ちて流されてきたっぽい
29:名無しの冒険者
勇者は勇者でも新人だったかー
しかも配信者とは
30:名無しの冒険者
勇者とはいえ、なんで一人でSSSランクに挑んだのか
31:底辺冒険者
>>30
バズ狙い兼話題作りのためだってさ
……なんとかここに繋がれてるから、言葉の意味だけは理解できるの複雑すぎる( ̄▽ ̄;)
32:名無しの冒険者
それで三階層まで行って、モンスターにボコボコにされたのか
33:底辺冒険者
そういうことらしい
34:特定班
あ、あった、これかな??
つ【とある新米勇者の配信動画】
35:底辺冒険者
おー、この動画の子だ
どんぶらこ、って流れてきたのこの子だ
36:底辺冒険者
動画のこと話題振ってみた
ついでにオオガエルの焼いたヤツすすめたら
めっちゃがっついてる
泣きながらがっついてる
ほらほら、よく噛んで食べなさい
誰もとったりしないからヨシヨシ(。´・ω・)ノ゛
37:名無しの冒険者
お、どうだった??
それはそうと、たしかに美少女だな
可愛い
38:名無しの冒険者
動画、これで三つ目だけどバズってるのな
あ、死亡扱いになったからか
生配信で犠牲者出たなら、そりゃバズりもするか
人間は残酷なことが好きだし
39:名無しの冒険者
調べてみたら、ギルドの方で救助隊が組まれて派遣されるっぽいぞ
40:名無しの冒険者
その新米美少女勇者は掲示板には繋がってないの??
41:底辺冒険者
聞いてみる
42:ニューライス
どうも、新米勇者です
43:名無しの冒険者
あ、繋がってたか
44:ニューライス
スレ主さんに助けられた
実力がゴミの勇者配信者です
書き込みはこれが初です
ゴミ勇者のニューライスです
45:名無しの冒険者
なんかネガティブだな
46:名無しの冒険者
ニューライス……あー、新米だからか
47:ニューライス
本当は低ランクダンジョンから順番に攻略してくつもりだったのに
(´;ω;`)
48:名無しの冒険者
おい、なんか事情がありそうだな
49:ニューライス
大ありですよ!!
登録してる冒険者ギルドで、先輩勇者達に洗礼を受けて
言うこと聞かなければ、ギルドに居られなくしてやるって言われて(´;ω;`)
50:名無しの冒険者
まてまて、話が飛躍してる
51:名無しの冒険者
ニューライスさんが、先輩勇者たちからいびられてるってのはわかった
52:ニューライス
冒険者ギルドでも勇者の職業持ちがどれだけいるか、でランクが決まるんです
といっても、公式のものじゃないんですけど
53:名無しの冒険者
それは知ってる
54:底辺冒険者
次、何食おうかな
食いたいのあったら取ってくるぞ
55:名無しの冒険者
そして、スレ主がマイペースすぎる
56:ニューライス
あ、じゃあ、豚か牛の肉がいいです
ステーキ食べたいです
肉厚のやつ
57:名無しの冒険者
ニューライスも、実は神経図太いなwww
58:底辺冒険者
じゃあ、説明しててくれ
俺は適当にROMりつつ、肉取ってきて焼いていく
焼きあがってるのは全部食べていいよ
59:ニューライス
肉だ(´;ω;`)
ずっと、食べたかった肉だ(´;ω;`)
焼肉のタレ、美味い( ゜д゜)ンマッ!
60:名無しの冒険者
肉とタレに感動するのはいいが
とりあえずニューライスくんは話を進めようか?
61:ニューライス
あ、はい
皆さんご存知でしょうが
職業判定は、15歳~20歳までの間に役所で何度でも受けられますよね
たとえ無能でも、それまでの間に職業が発現する可能性があるからです
僕は15歳、つまり今年受けて【勇者】と判明しました
その後は役所の人の指示通りに動いて、とある冒険者ギルドでギルドカードを作り、そこに所属することとなったのです
62:名無しの冒険者
わかいなー、中学生か高校生くらいかとおもったら
ガチで若かった件
63:ニューライス
そこのギルドは、勇者を囲いこんでることでとても有名で
さらに、ギルドとしての非公式ではありますがランクはトップと位置づけられているギルドなのです
64:名無しの冒険者
あー、はいはい
だいたいどこかわかったわ
65:ニューライス
早い話が、そこに登録したがために
新人潰しというか新人イジメの目にあい
本当の仲間になりたかったら、これこれこうしろ、と指示されました
その【これこれこうしろ】の部分、それが、動画配信でした
66:名無しの冒険者
あ、あー、もしや
あの黒い噂につながる??
67:底辺冒険者
黒い噂??
68:名無しの冒険者
なにそれ??
69:66
東京の方にある某ギルドの噂なんだけどさ
そこ、勇者職のやつ囲ってることで有名なのはそうなんだけど
入ってきた新人勇者(という名のド素人冒険者)をハイランクダンジョンに行かせて、怪我させるとか死亡させて
それを助けに行って、レアアイテムで蘇生させ恩を着せて、それ以降逆らわせないようにするって噂があるんだ
70:名無しの冒険者
マジか
勇者職のヤツ囲ってるだけで、特定班でなくても、特定可能なやつ
71:名無しの冒険者
外道だな、【紅月の自警団】
72:ニューライス
>>71
僕が所属してるの、そこです
大当たりです
73:名無しの冒険者
つ【紅月の自警団がニューライスの救助隊を組んだことを報道しているニュース映像】
74:名無しの冒険者
あ、あー、それで無事救助するとギルドの株は爆上がり
さらに、所属する奴は増えていく、って仕組みか
75:ニューライス
まあ、そう言うことなんでしょうねぇ
76:名無しの冒険者
とんでもねーな
77:底辺冒険者
ニューライスが所属してるの
めっちゃレアな職業が集まるエリートギルドで草
78:名無しの冒険者
じゃあ、このまま待ってたらニューライス君は助けが来るわけだ
79:ニューライス
正直、たすけられたくないです
というか、関わりたくないです
カエルの肉、おいちい
80:名無しの冒険者
そうかそうかよかったな
カエルの肉、おいちいかwww
81:名無しの冒険者
しかし、嫌がってばかりもいられないだろ
どうする?
逃げるのか??
82:名無しの冒険者
いやぁ、逃げても無駄だろ
生きてたならなんで逃げるって話になるし
外道なことに慣れてるなら、事実をねじ曲げてガチでニューライスを冒険者界隈から追放することだって可能だろうし
83:ニューライス
ほんとどうしよう、これから(´;ω;`)
84:底辺冒険者
そんなの簡単じゃん
ニューライスが生きてて、なんならその紅月のなんたらってギルドのヤツらより強いってこと証明すりゃいいんだよ
この世は、つーより冒険者界隈が弱肉強食の実力主義なんだからさ
85:名無しの冒険者
そんな簡単に言うなよ
86:名無しの冒険者
いい方法でもあるんか??
87:底辺冒険者
俺の記憶が確かなら、その【紅月のなんとか】ギルドは
いま、俺たちがいる【緑の楽園】を攻略できていないはずだ
少なくとも、攻略できてたら実績として大々的に発表するはずだ
それがない
88:底辺冒険者
俺みたいに、信用がなくて信じて貰えないのとは違う
攻略できてるなら、実績として残ってるはずだ
違うか?
89:名無しの冒険者
まぁ、そうだけど
底辺冒険者にはなんかいい案があるのか?
90:底辺冒険者
肉を狩るついでに、ニューライスが倒れた三階層まで行ってきたんよ
そしたら、ほれ、
つ【撮影用ドローンの画像】
これ見つけた
91:ニューライス
あ!
僕のです!!
よかった、壊れてないε-(´∀`;)ホッ
電源は落ちてるけど、使えます!
スレ主さん、ありがとうございます(´;ω;`)
92:底辺冒険者
お、感謝してるってことは
恩を感じてるってことか?
93:ニューライス
はい!
なにか、お礼をしたいんですけど
すみません、手持ちがなくて
94:底辺冒険者
いや、それなら礼の代わりに
ちと協力してくれ
※※※
《あ!配信再開してる!!》
《ほんとだ》
そんなコメントが画面に流れていく。
コテハン【ニューライス】が配信している動画が再開されたのだ。
《よかった、生きてたε-(´∀`*)ホッ》
「はい、お騒がせしました。
この通り、僕は生きてます!
えー、これから名誉回復のため、この【緑の楽園】のダンジョンボスに挑もうと思います。
応援よろしくお願いします!!」
動画の主であるボクっ娘美少女配信者が、元気よくそう説明する。
《え、え?!》
《ちょ、ま!?》
《マジか》
《待て待て待て!早まるな!!》
《いくら勇者の職業でも、それは早すぎる!!》
待て、生き急ぐな。
そんなコメントで画面が埋まる。
しかし、ニューライスこと瑠璃(本名)は止められない止まらない。
彼女はドローンから見切れていた、もう1人の人物に腕を絡め、甘えるように体をぴとっとくっつける。
そして、その人物を紹介した。
「ご紹介します!
僕を助けてくれた方で、とてもとても強い人です!
この人と一緒にこれからダンジョンボスを倒そうと思いまーす!」
《は?》
《はい??》
《おい、誰だよその汚ぇおっさん》
突如紹介されたその人物に、視聴者のほとんどがアンチにまわった瞬間だった。
なにせ、浮浪者のように髪はボサボサ。
着ている服もボロボロ。
小汚いとか薄汚い、と言われても仕方ないオッサンがそこにいた。
そしてとても強そうには見えない。
コテハン【底辺冒険者】のリアルの姿がそこにはあった。
「あー、ご紹介にあずかりました。
底辺冒険者です」
本名は名乗らない。
《特定した、こいつ、あちこちのギルドでカスハラしてる無能じゃん!!》
《マジか》
《あー、そういや無能がいるとか、噂で聞いたことある》
《死ねよ、カス》
《ルリちゃん、騙されてるよ》
《そんな臭そうなヤツとっとと、モンスターの餌にでもして脱出しなよ》
コメントが荒れだした。
罵詈雑言が次々と書き込まれ、流れていく。
「おーおー、さすが良い民度してらぁ。
動画配信を見るのは二十年ぶりくらいだが、変わってなくて安心したよ」
底辺冒険者はカラカラと笑って見せた。
本心だった。
まだ、ホームレスになるずっと前、学生の頃に日参していた頃と民度が変わってないのに安心したのだ。
「よかったー、時代に取り残されてなくて。
浦島太郎おじさんになってないってことだもんな」
《おもったよりヤバいやつじゃね?》
《通報しようぜ、通報》
《ルリちゃん、にげてー!!》
そんな反応に、底辺冒険者はクククっと、喉の奥で笑った。
「通報って、馬鹿だなー。
この子が所属してる紅月のなんたらってギルドが救助隊派遣してんだろ??」
《馬鹿とかいうな》
《なんだこいつ》
《お前、顔おぼえたからな!!拡散してやる!!》
「いいぜ?
拡散でも何でもすればいいさ。
それでどうすんだ?
司法の場にでも、俺を引っ張りだす気か??」
言いつつ、底辺冒険者はダンジョンボスのいるフロア。
そこに繋がる扉へ手をかける。
《お、おいおいおい?》
《え、そこボス部屋なんじゃ?》
《【緑の楽園】のボス部屋だ》
《ここのボスって、たしかラミアだっけか?》
《あー、死んだわ、このおっさん》
《めちゃ、巨大なラミアだったはず》
扉が開く。
待ち構えていたのは、コメントにもあったとおり巨大なラミアであった。
その巨体でどうしてそんな動きができるのか、と言うほど俊敏にラミアは動いた。
あっという間に、間合いを詰められてしまう。
はたから見たら、ラミアの巨体に押しつぶされたようにしか見えない。
《あーあ、死んだな》
《アタオカおっさん》
というコメントが、流れた瞬間。
「魔風斬!!
雷神炎!!」
同時に別属性のスキル技が炸裂した。
空間が歪んだかと思うと、ラミアの体がバラバラになる。
同時に雷を纏った炎、としか言えない攻撃がバラバラになったラミアの体を塵にしてしまった。
《は?》
《え??》
《なにがおきた??》
《異なる属性スキル、二つ同時使用しやがった》
《は?》
《え、まじ??》
《合成じゃないの??》
《これ生配信だぞ?!そんなわけあるか!!》
《何者だよ、このおっさん》
戸惑うコメントが流れていく。
しかし、ハイテンションの声が響いた。
「おじ様、すっっっっっごい!!」
目をキラキラと輝かせ、配信に集中していた瑠璃であった。
「そうなの、おじさんってすごいの!
もっと褒めて褒めて??」
と、底辺冒険者が冗談めかしてそんな事をいった。
この瞬間、視聴者数というより同接数が一気に増えた。
「せん、にせん、え、い、いちまん!?
まってまって!!
このままじゃ!?」
瑠璃が困惑しているのを他所に、まさにあっという間に同接数が百万を超えてしまった。
そして、なにが起きたのかと言うと、
「サーバー、落ちちゃった」
文字通り、動画配信を行っていたサイトがサバ落ちしてしまったのだった。
「お、そりゃ、思った以上に反応があったってことか??」
底辺冒険者が笑いながら聞いてくる。
「そ、そうです。
同接数、えと、同時接続数っていってわかります?」
「言葉の感じからだいたいは、わかる」
「その同接数が一気に百万を超えました」
「わお!
すごい、おじさん有名人になっちゃった。
これで、スキル使えるって証拠になるし、ようやく冒険者登録できる。
ありがとうな、瑠璃さん!
気持ち悪かったろ、こんなおっさんに媚びるような演技するの」
瑠璃の、底辺冒険者へ対するボディタッチのことだ。
「い、いえ」
正直、気持ち悪いということは無かった。
数字のためだ。
しかしまさかこんなこと――あえてコメントを荒らして炎上させること――がこんなに上手くいくとは思っていなかったのだ。
(おじ様、もしかして物凄く頭いいのかな?)
加えて、本来ならできないはずの他属性スキルの同時使用をやってのけたのだ。
こんなことが、出来る者など聞いたことがない。
だからだろう。
サーバー落ちするほどの注目を集めてしまったのだ。
ちなみにこの後、やってきた救助隊に喧嘩を売られたので、底辺冒険者がワンパンして倒したり。
さらに翌日から、この動画を見たあらゆるギルドが底辺冒険者の勧誘へと乗り出すのだが。
それはまた別のお話である。




