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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。

悪役令嬢は攻略本を持っている

作者:N
最新エピソード掲載日:2026/04/10
乙女ゲーム『薔薇色の誓約』の攻略本を作った編集者・桐島澪は、過労死の直後、そのゲームの悪役令嬢ヴィオレット・エルミナ・ドラクロワに転生していた。

断罪エンド確定。婚約破棄まで三年。詰んでいる。

――と思いきや、私はこのゲームの攻略本を自分で作った人間である。

シナリオも、フラグ管理も、バッドエンドの条件も、全部頭に入っている。負ける要素、どこにある?

前世の記憶を取り戻したヴィオレットは、即座に攻略チャートを作成し、運命の書き換えに乗り出した。方針は三つ。ヒロインを敵にしない。王子に「読めない女」だと思わせる。自分の味方を増やして、シナリオの流れごと変える。

ところが現実は、チャートどおりに動かない。

ゲームでは鉄壁クールなはずの第一王子は、なぜか行動するたびにこちらを観察している。ヒロインのはずのエミリアは、いつの間にか味方になっている。情報収集が得意な男爵令嬢は「ヴィオレット様のためなら国を敵に回します」と真顔で言い出した。幼馴染の伯爵子息は、自分が恋をしていることに気づいていない。

そして何より、攻略対象を冷静に分析していたはずの自分が、いつから彼のことを「攻略対象」として見られなくなったのか、まったく自覚できていない。

これは悪役令嬢が運命を変える話である。

ただし、シナリオを書き換えるうちに、自分自身も書き換えられていくことに、彼女はまだ気づいていない。
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