冬のがまん
あたたかいミルクティーを
くちにしたほんの数秒後
胸があたたかくなっていく
あの感覚が好きだ
甘いミルクティーが
すううと
からだに
落ちていくのがわかって
ミルクティーが
わたしのからだを
形成していく
冬の朝は
寒いけれど
そのひとときのためなら
寒いのも
少しは
がまんしてあげられる
冬のことは
あんまり
好きではないけれど
あれを感じられるのなら
少しくらいは
わたしのまわりに
いてもいいよ
と思う
好きではないけれど
少しくらいは
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