スコーンを語るわけでもなく
「今日の朝食は、クロテッドクリームをたっぷりサンドしたスコーンだったの」
そんな感じで話を切り出されたら、
「なんか面倒くさい奴が、面倒くさい話を振ってきやがった」
となるでしょう。
少なくとも私ならそう思う。
カタカナ多めの食べ物を、サラリと告げる奴ほど警戒させるものはないだろう。
「わあ!オシャレですね!」
という言葉を用意するべきなのか?と迷わされますからね。
「朝ごはん?グミ食べてきた」
と言われても戸惑ってしまうけれど。
エッセイを丁寧に書いていると、途中で書き続けるのが面倒になる事に気づきました。
途中で全削除した話、数知れず。
なので思ったままの言葉で書いていきましよう。
やっぱり丁寧に書かないとマズいんじゃない?
そう思い直したら、また後日の私が更に考え直すはずです。
話戻って朝ごはん。
そのクロテッドクリーム買っちゃったんですよ。
あれはね。めっちゃ美味しいけど、賞味期限短いし、カロリーで殴りかかってくる危険なクリームなんですよ。
確か生クリームの脂肪分が40%、バターの脂肪分が80%とするなら、60%の数値を持っていたはず。
ちゃんと確認してないけど、私の記憶がそう言ってます。
なんで買っちゃったかというと、値下げシール貼られていたからつい、な感じのお買い物だったんです。
さらに期限に追われるやつですね。
急いでクロテッドクリームを消費しなければいけない状況に追い込まれました。あいつは冷凍にも弱い、「早くカロリーを取るのだ」と攻めてくるヤツだというのに。
クロテッドクリームといえばスコーンです。
なんか定番な感じです。どこかのカフェでありそうな組み合わせです。
スコーンは、フードプロセッサー使えば、秒単位で生地が出来るので、作りやすいものではあるけど。
せっかくなので、この前のノンバタクッキーに合わせてノンバタスコーン作りました。
バターをオイルに置き換えるものです。
私のスコーンレシピは、バター、粉、砂糖、塩、ベーキングパウダー、牛乳、のシンプルなものです。
バターは固体、オイルは液体なので、生地の状態を合わせるために、オイルと牛乳の量を量を調整して焼いたら、まあまあいつもの感じの焼き上がりでした。
ちょっと表面ポコポコしてるけど、バター風味ゼロのスコーンです。
ネット検索すればオイルスコーン情報も溢れていると思うのですが。私は家のレシピは、あまり調べず適当アレンジが多いので、ちょっと書き出しはやめておきましょう。
人に伝えるには、改善の余地ありな気もします。
スコーンレシピを話したかったわけじゃないけど、オイルスコーンもアリだよ、という話もつけ足しておきます。
そんな訳で出来上がったスコーンとクロテッドクリームの朝食。ラズベリージャムもちょっとだけそえて、「なんかオシャレご飯を主張してくる面倒くさそうな奴」な朝食作りました。今日の朝食です。
「ホホ、オシャレでしょう?」
自慢したいだけの奴だと思うでしょう。
ところがそこで終わらないのが、クロテッドクリームというものなのです。
クロテッドクリームは賞味期限が短い。
さらに値下げした物なので、追い込まれるくらい短い。
朝食がクロテッドクリームなら、昼食だってクロテッドクリームたっぷりのトーストにしておこうかとなってしまう。ハチミツも足しとく?みたいな感じで。
なんなら夕食は洋食系おかず作って、クロテッドクリームを添えておこうか、ともなってしまう。
クロテッドクリーム祭りなんだよ……
私が思うに。
家でオシャレを演出する裏には、こうした苦労があるかもしれませんよね。
映えの裏には、映えないものがある。
そんな風に思ったりします。
映えない結果になっているのは、私だけかもしれないけど。
でもまあ。こういう買い物も、たまにはいいでしょう。
そんなお話でした。
「クロテッドクリームは美味しいよ」
それは改めてお伝えしておきましょう。