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ひとりごと部屋  作者: 白井夢子


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12月ってこんな感じ


ねえ。

ちょっとだけ私のおしゃべりに付き合ってくれない?

ちょっとだけでいいの。


もちろんエッセイで無駄なおしゃべりしてんなよ、ってツッコミも聞こえるよ。

でも話さずにはいられない時ってあるでしょう?

たまにはいいじゃん。

広い心で聞いてみてよ。きっと徳を積んで、いい事あるよ。一日一善ということで。



12月って焦るよね。

お仕事的にも、

「もうムリ。もうダメだ。今日の量は絶対に終わらない量だ。帰れる気がしない。宇宙人様、助けて。私を空の彼方に連れ去って」

と、宇宙人頼りになるしかない季節です。


もちろんそれでも、

「時間が来たら、真っ先に帰ってやる」と心に誓っているのですが。


「急がないと」と焦る心と、

「焦ったところで失敗を招くだけだ。落ち着け。ムリならムリでしょうがない。これが私だ。受け入れよう」と諦める心が入り混じる季節です。


そしてこんなしょうがない事を打ち明けてしまっている今も、

「この間に出来ることはたくさんあるだろう?」と、

私の中の真面目な私が囁くのです。


いやだって焦るんだもん。

まず落ち着かないと、何もうまくいかないでしょう?

私は帰りたいんだよ。今すぐに。

だからこのおしゃべりは大事なんだよ。



と、心の中でそんな会話を続ける毎日なのです。

きっとみんなもそうだよね?

そんな時ってあるよね?



色々とね。

やりたいことはあるんです。

いただいた感想に、めっちゃ世間話を返したい。

心の声を(主にしょうがないおしゃべり)を返したい。

しかし、焦る。日々焦る。


しれっと感想を返せていないことを言い訳しつつ、さらにお話を続けたい。



でもこういう余裕がない時って、逆に仏の心になれるから、悪くない時でもあるんですけどね。


忙しいとイライラすることもあると思うのですが、

私はイライラするより、諦めの境地に入ってしまうので。


「え?それも?それも今なのね。――いいよ、いいよ。わかったよ、やっとくよ。できるか分かんないけどね、それでいいなら任せてよ」


「え?ダメだった?――そっか。じゃあしょうがないよね。それが運命だったんだよ」


適当さ極まりないそんな感じで、全てを流してしまいます。


だって数々の失敗を重ねてきた私だよ?

そんなスマートに何もかもこなせるわけないじゃん。

私が私を許すように、許しちゃっていこうぜ。

イライラするの、疲れるじゃん。


そんな感じでいってます。

そんな感じでいかないと、多分病んじゃう。

真面目な思考では耐えられない。



というわけで。今あなたが、

「いや絶対ムリだよ」という時だったとしても。

「どうして私はこうなんだ」と失敗を落ち込む時だったとしても。


「許す。他の誰も許さなくても、私が許す」


という私の言葉を届けましょう。


大丈夫。故意に迷惑をかけないことなら、全て許すよ。

だってなんだかんだ言いながら、頑張ったんでしょう?

だったらもうそれ、褒められ案件だよ?

すごいよ。今日はもう贅沢していいよ。帰りにおいしいお菓子、買っちゃいな?


さらなる「追い」許しの言葉も追加です。





あ。まずい。そろそろ戻らないと、さすがにまずいの。


心の声を聞いてくれてありがとう。

そんなあなたに感謝の気持ちしか届けられないのが残念だ。

寒いし、風邪引かないようにね。


じゃあまたね。



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