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ちょっと豆について語ってみましょう。


どうしていきなり豆なんだ。

そんな風に思う方がいるかもしれません。


いや別にどうでもいいけど。

という方が大半だと思いますが、語っちゃいます。




明日は豆と戦う日にしました。

使ってない豆を発見して、

「今度こそ、もう絶対気軽な気持ちで豆は買わないぞ」

と誓いながら豆との戦いを決心したのです。


豆は一晩水に漬けるだけで、あとは電気圧力鍋にお任せ状態なんですけどね。

その「一晩水につける」が曲者なんですよ。

私にとっては。



「あ。豆発見。今から使っちゃおう」

じゃなくて。

「豆発見。今日水につけて、明日使おう」


この違いって大きいと思うのです。


ただ水につけるだけだけど、前日から豆気分にならないと作れないんですよ。8時間以上前の決心が必要なのです。

やる気スイッチの8時間前って、なかなか読みが難し過ぎるでしょう?

そんな奇跡の読みが出来るのは、数ヶ月に一度くらいのものなのです。


だけど今の私は違います。

豆を片付けようという、やる気溢れた気分になっているのです。



はい。では明日の豆料理。


黒千石(くろせんごく)の炊き込みご飯。


黒千石というなんか時代劇がかったように感じる名前のこの豆は、超小粒の黒豆みたいな姿をしてます。

黒豆だったはずだけど。

でも黒千石大豆っていうから大豆なのかな。

豆博士じゃないから、その辺はよく分からないですね。

中途半端に語ってしまいました。



黒千石の炊き込みご飯は、一晩水につけた黒千石を、つけていて紫色になった水と一緒に炊くだけで完成です。

お酒と塩を入れて炊いても良いですよね。


見た目は、紫がかったお赤飯って感じでしょうか。

お赤飯は小豆だけど豆仲間ということで。


ちょっともち米や、切りもちを混ぜて一緒に炊くと、もちもちおこわ風でもっと美味しいです。

水だけで炊いた時は、食べる時に少し塩を振ると完璧です。


なんかね。

どこかのカフェランチで出てきそうなオシャレ炊き込みご飯になりますよ。


おにぎりにして冷凍しておいて、チンしてお弁当に入れると、

「わあ、ポリフェノールたっぷりじゃん」と

女子力あげちゃう見た目になっちゃいます。



黒千石のセールストークみたいになっちゃいましたね。

買いたくなった人がいるかは謎ですが。




では二つ目。ひよこ豆の水煮。


一晩水につけたひよこ豆を圧力鍋にかけて、水煮にするだけです。

煮汁を切って冷凍しておけば、ジャガイモ代わりに使えます。豆だけど。


ちょっとシチューやカレーに足してみたり、ちょっとキノコとかと炒めたりすると。


「ひよこ豆のシチュー」とか

「ひよこ豆のカレー」とか。

「ひよこ豆のソテー」みたいな感じで、「ひよこ」というネーミングを強く強調すれば、

「ここカフェじゃん」って気分になれそうです。


そうです。

ひよこ豆は、「ひよこ」を名乗っている時点で可愛くて気分を上げるものなのです。


けっして別名のガルバンゾーの方を名乗っちゃダメですよ。

途端に強そうな勝者の味になっちゃいますからね。


ひよこ豆はひよこでいてほしいものなのです。



三つ目。黒豆。

……面倒なので、また今度にします。

明日はもういいや。




そういえば。

豆でおしるこメニューを作ったことありました。


緑豆(りょくとう)おしるこ。

緑豆は、緑色の小さな豆です。もやしになる子だったかな。


これは水につける必要がなくて、水洗いした後でしばらくグツグツするだけで使えちゃいます。


クセがないから、スープとかに入れてもいいと思うんですけどね。確か効能的に身体を冷やすはずなので、夏に向く食べ物というイメージがあります。


緑豆をぐつぐつ似て、お砂糖を足して完成です。

スープ皿に入れて、そこにココナッツミルクをクルリと模様を描くようにかけると、アジアンおしるこみたいな風味になります。

ミニタピオカ茹でてトッピングすると、ますますそれっぽい感じ。




豆は色々と面白いものが作れるから好きなんですけどね。

やっぱり面倒にも思っちゃうものなのです。


こうやって豆話をして、ちょっと気分をあげて

明日は豆と戦おうと思います。


黒千石もひよこ豆も。

炊飯器と圧力鍋のスイッチ押すだけなんですけどね。

指一本の勇気が必要な時もあるのです。




今日の、特にためにならないお話。


今日という日はあと2時間で終わるので、こんな話もいいでしょう。

多分ね。






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― 新着の感想 ―
なろうの異世界物で、たまに「豆のスープ」を作るヒロインが居ます。 私には豆のスープは馴染みが無くて、想像がつきません。チリコンカンならわかるけど。 豆のスープって、豆は大豆?つぶすの? この先も、わか…
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