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そして私は生徒会室に向かいながら呟く。
ここの学校って絶対おかしいって。
生徒会長の言う事には逆らえないし。
もちろん先生もね。
何故かと言うと生徒会長こと、上野甲斐は ここの学校の理事長の息子だからだった。
そう数年後には、この上野がおっと失礼、上野会長が理事長になるんだ。
それを想像するだけで怖い。
まぁその頃には、私もここを卒業してるわけだし関係ないから、まっいっか!!!
ここの学校はいわゆるお金持ちが沢山通ってる学校。
ノンノン私はお金持ちではありませんけど!
そう私はごく普通の一般家庭なのであります。
じゃあなんで、この学校にいるのかというと。
頭が良かったからただそれだけの理由。受験して、奨学金制度で合格をしたから、今現在この高校に通えてるってわけです。
そうじゃなかったら、こんな金持ち学校に私みたいな一般人が入れるわけなかったんだよね。
今は、それなりに楽しんでまっす!!!
そんな事を思っていると
「愛莉亜様~~~!!!おはようございます」と数人の女子に声をかけられた。
「みんなおはよう~~。今日も元気だね!!」
「はい愛莉亜様も元気で私達も嬉しいです」
実は私は女の子に人気があったりする。
私的には、カッコイイ男の子にモテたいところだけどね。あははっ。
でも、こんな私に慕ってくれる子がいるって事はかなり嬉しいんだよね。
「ありがとう。じゃあ私生徒会長に呼ばれてるから行くね」
「はい、お呼ばれですねわかりました。愛莉亜様は甲斐様に気に入られてますもんね。頑張って下さい♪」
お呼ばれって変な言い方しないでよぉ。
しかも気に入られてなんかないから!!!
この子達完全に変な勘違いとやらをしているに違いない。
そして私は生徒会室へ。