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プリンセスはぁと❤ラブ  作者: 桜川椿
第4章
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私と甲斐が付き合い始めて約1ヶ月経った・・・。


今のところ問題は起こってない。



「愛莉亜~~~待ってたぜ♪」と言って抱きついてくる甲斐。



はい只今休み時間で私はいつものように学園長室に来てるのであります。



「甲斐・・・毎日毎日抱きついて来ないでよ!」


「いいじゃん俺達しかいないしな♪」



そういう問題じゃないって!!



「もう・・・誰か来たらどうするのよ?」


「別に俺は気にしないけど?っうか早く俺達が付き合ってるって公表した方がいいんじゃねぇの?」



はぁ?アンタなに言ってんの?


出来るものならしたいわよ私だって・・・。


でも公表なんて出来るわけないじゃん!


公表した時には私は甲斐ファンの子達にリンチされるって!



「無理!私は絶対に嫌!!!それにマサヤとのことも決着付いてないし!」


「ふっ・・・それはだなぁ。今考え中だから」



はぁ?まだ考えてる最中な訳?


俺にまかせとけって言ってたよね甲斐。


はぁぁ・・・こんなだと先が思いやられる。



「とにかく今はダメ、分かったわね甲斐!」


「わかったよ」と甲斐はまだ不満だというような顔をしながら言った。


「いい子ですね~~甲斐は」と言って甲斐の頭を優しく撫でた。


「あれ?もう終わり?」


「当たり前じゃない」


「もうちょっとしてよ」と可愛い顔をする甲斐。



アンタ自分の顔大変なことになってるわよ?王子なんだからそんな顔しちゃダメだと思うよ?


でも・・・可愛いかも❤


いつも俺様~~な性格の甲斐が時々甘えてくると可愛くて私からぎゅっと抱きしめたくなる。


だけどなんか悔しいから、このことは甲斐には言わないけどね。



「もう仕方ないわね。今日だけだからね!」


「愛莉亜ちゃんやっさしい~~♪」


「あっ私呼ばれてるんだった。じゃあ私行くわね」


「誰だよ?」


「同じクラスの子」


「ふ~んそっか。わかった。今日も一緒に帰ろうな♪」


「うん」



そう私達はほぼ毎日一緒に帰ってる。


って言っても学校の敷地内だけの話。


でも歩きだと15分はかかるくらい、この学校は広い。


だからこの15分間は甲斐と一緒にいれる大切な時間なの。



さすがに甲斐に家まで送ってもらうわけには行かないから。


お父様にも甲斐の事まだ話してないし・・・。


何か反対されそうで怖い。


だってお父様はなぜかあの何考えてるかわかんない男のマサヤを気に入ってるからなぁ。



早く私はみんなに甲斐と付き合ってるんだって、言いたい。

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