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プリンセスはぁと❤ラブ  作者: 桜川椿
第3章
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「いえお気遣いなく。マサヤ君も、色々と忙しいでしょうし」


「ははっそうですな」


マサヤの奴、一体何してんのよ。

人を待たせて~~!!!


「皆さん遅れてすみません」と急いで走って来たのか息を切らしながら、マサヤがやって来た。


一応は急いで来たみたいだし許してやるか。


「遅いぞマサヤ」


「すみません父上」


「まぁそう怒らずに。マサヤ君元気にしていたかね」


「はい。タカオ様もお元気そうでなによりです」と笑顔で答えるマサヤ。


・・・誰ですか?爽やか~な笑顔で笑う目の前のこの人は・・・。


コイツこんなキャラじゃなかったじゃない!!

マサヤ、あんた猫被ってるなぁ~!!!


「マサヤ君、アリアの事よろしく頼むぞ幸せにしてやってくれ」


は?何言ってんのお父さん!!!!


「はいもちろんそうさせて頂きます」


マサヤ・あんた何言っちゃってくれんのよ??


あんたのせいで結婚話が進んじゃったら、どうするつもりよ?

そう心の中でグチってると


「マサヤも来たし、タカオ殿2人でお話したい事があるのですが」と言う声が聞こえた。


は?何突然?


「おおっ!!そうですか。では参りましょうか」と言って、そそくさと部屋を出て行くマサヤのお父さんと私の父。


なんか白々しい会話だこと。

マサヤと2人きりにしないでほしい。


そして私は、マサヤを睨みつけながら

「マサヤ・・・あんた一体何考えてる訳?」と言った。


「私は何も、ただアリアと親密になりたいだけですよ。ふふふっ♪」


親密って・・・気持ち悪い言い方しないでよ!!!!


「あんたとなんか、親しくなんかなりたくない!」


「ふふっ。でも親同士はこの結婚望んでるみたいですよ?」


「親は関係ない!!私があんたと結婚なんかしたくないって言ってるの!!!あと好きでもない人と結婚なんか絶対にしないから私」


「そうですか・・・。分かりました。」


はぁ・・・やっと分かってくれた。

そう思っていた矢先に、マサヤが驚く事を口走った。


「ではアリアが私の事を好きになるようにしてあげますよ」と悪魔のような微笑で笑った。

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