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2話
今日は2話で終了です。
明日3話だします。
「ママ、ママ、僕勇者になりたい!」
ぴょんぴょん跳ねながら私に息子は勇者になりたいと言ってきた。
勇者、、、元勇者の私から言わせればあんな辛い仕事を息子にはやらせたくはなかった。
「フェリは、なんで勇者になりたいの?」
私が聞くと息子は、自分の部屋から絵本を持ってきて私にみせた。
「勇者はね、勇者はね、強くてかっこいいから!」
キラキラした目で私を見ているが、別に勇者はかっこよくはない。魔物を倒せば返り血をあびるし、金が無ければ装備はボロボロ、、、だから、私は今息子の夢を違う夢に変えよと思った。
とにかく、まずは剣などは習わせずに魔法を教えて、安全な仕事が出来る魔法士にならせよう。
「フェリ、勇者になるなら強く無ければならない。だけど、フェリの身体じゃあ剣は握れないから、母親の私が魔法を教えてあげよう。」
私がそう言うと息子は、やる気を出していた。




