第九十五プラン 反撃
*前回のあらすじ*
クモ、復活。そして反撃開始!
***
レルが傷だらけだ。ここまで頑張って戦ったんだな。
「反撃ってどうするの?」
「こいつを使う」
ポーションを取り出す。
「ポーション!?持ってたの?」
「いいや、貰いもんだ。これを使って勝ってくれって依頼だ」
「そう、なら倒さないとね」
「ポーション、マナポーションはそれぞれ四本ずつだ。
レル、エレン、リバー、トウカを集めろ。
これを飲んでトドメまで行く」
「いつになく強気ね。みんな集まれー!「糸の手紙」」
レルは空に向かって糸を放つ。
糸は文字を表し、意思疎通を可能にする。
「分かった」
「分かったんだゾ」
「今行く」
皆が走り出す。
***
地龍はモゾモゾ動き出す。
頭の頂点は黒く焦げている。
地龍が寝ていたのは一分にも満たない時間だ。
しかし冒険者達が集まるのには十分な時間だった。
「作戦は以上だ……」
「全力を出すんだゾ、夜刀」
『そうだな、刀加』
「全力で殴り、ぶっ倒してやるぜ」
「防御は任せてください!」
「行くわよ、みんな!」
「 「 「 「おう!!!」 」 」 」
地龍にトドメを刺す。
「ヴヴヴヴヴヴァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
地龍文字迎え撃つように叫び、尻尾を振るう。
「反転」
透明な板は尻尾を弾き返し、俺達の身を守る。
「糸の道」
糸の道が作られ、トウカ、エレンが進む。
俺は準備をする。
雷を発生させる為に。
「ヴヴヴァァァァァーーーーーーーーー!!!」
地龍は手を上げ、エレンを目掛けて振るうが、
「反転」
によって弾き返される。
「闇太刀五の型、限界突破!」
トウカは「龍解」させ闇太刀を振るい、威力を上げていく。
「糸の牢獄」
糸は地龍の首を固定しようとするも引きちられる。
「クソ!」
「雷雲!」
地龍の真上に雷雲を高く打ち上げる。
「強打」
全身に赤く光る。
魔力を使っている証だ。
ドンドン光は放たれ、強くなっていく。
次の一撃は想像を絶するものだろう。
「ヴヴヴァァァァァーーーーーーーーー!!!」
「反転」
地龍もそれを危惧してか、腕による攻撃を繰り出すが、
リバーによって跳ね返られる。
その瞬間を狙い、レルは糸を出す。
「糸の牢獄」
地龍をほんの少し、拘束した。
拘束を解かれる前に、ここまで貯めてた力を放つ。
「落雷!!!」
雷雲から皆の怒りが集まったのか、
雷は地龍の頭を撃ち抜き、地龍は動きが止まった。
「闇太刀一の型」
闇太刀を振るい、力を上げていたトウカ。
トウカの闇太刀は通常よりも大きくなり、闇が広がる。
トウカは首に向かって横に……
「一閃!!!」
パックリと開かれた首からは血が溢れ出た。
「ヴヴヴヴヴヴァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
あまりの痛みのせいか、目を覚ました地龍。
その前には一人の人間が立っていた。
血も吹き出したままだ。
体力を使ったのか、治りが遅い。
「地龍……耐えてみろよ、俺の全力の一撃!!!」
拳を握り、地龍を睨むはエレンだった。
「雲の道」
エレンの前に地龍の頭に直行できる雲の道が出来た。
「ヴヴヴァァァァァーーーーーーーーー!!!」
「反転」
地龍は糸の拘束を抜け出そうと頭を動かすと、
ゴン!!!
と透明な板にぶつかった。
その隙にはエレンは踏み込み、駆け出していた。
走っていると言うより、飛ぶと言った方がいい。
地龍の頭に直行だ。
「強打!!!!!!」
地龍の右頬をぶん殴り、地龍首は曲がっては行けない方向に曲がった。
そのまま地龍は地に伏せた。
これで死んだか……地龍を倒せた。
地龍を討ち取ったエレンは全力で殴ったせいか、倒れた。
雲をクッションにして、意識が戻るまで待ってよう。
しかし
「ヴヴヴァァァァァーーーーーーーーー!!!」
地龍はそれでも生きていた。
地に伏せたまま叫んでいた。
突然の咆哮に驚きを隠せない。
クソ、まだ生きてんのかよ!!!
雷雲を腕に纏い、ギリギリのマナを振り絞って雲を大きくする。
「落雷」を二回も放ったんだ。マナがギリギリなんだよ!
「そろそろ……」
思い切り踏み込み、体重を移動させる。
腰、肩、腕に勢いを伝え、拳に!!!
「くたばれやぁぁぁーーーーーーーーー!!!」
巨大な落雷の拳は地龍の顔面にめり込み、今度こそ、
地龍の命の灯火は消えた。
地龍の討伐を完了した。




